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ORIS オリス

1904年にポール・カッティンとジョージ・クリスチャンにより、スイス・ヘルシュタインにて創業される。ブランド名は近くに流れる川にちなんで名付けられた。11年にはパイロット用懐中時計を発売し、300人もの従業員を抱える企業へと成長する。27年にジョージが死去するとジャック・デイビッド・ルクルトが社長に就任、翌年にはジョージの義理の兄であるオスカー・エルゾックがジェネラルマネージャーに就任した。17年には現在もコレクションに名を連ねる、大ぶりなリュウズを備えたパイロットウォッチ「ビッグクラウン」を発表する。38年には同シリーズよりオリスを象徴する機構のひとつ、ポインターデイトを開発。その翌年から始まった第2次世界大戦中は、ブランド存続のためアラームクロックの製造を手掛けた。

52年にブランド初となる自動巻き腕時計を発表し、60年代後半には年間120万個の時計を製造するまでとなった。しかしクォーツレボリューションによる打撃を受け、70年にASUAG(現在のスウォッチ グループ)に買収される。82年、長年オリスに所属してきたロルフ・ポートマンとウルリッヒ・W・ヘルツォークが株式を買い取ると、クォーツ時計の製造から撤退し機械式時計の生産に注力した。97年、ケースサイドのふたつのプッシャーで1時間単位の時刻調整が可能なワールドタイマーを発表する。2015年には、1965年に発表されたブランド初のダイバーズウォッチをベースとした「ダイバーズ65」が登場した。またブランド創業110年を迎えた2014年に、35年ぶりの自社開発ムーブメントとなったキャリバー110を発表、以来毎年自社開発のムーブメントを発表しており、20年には約5日間のパワーリザーブと高耐磁性を持つキャリバー400が登場した。これ以外にも、高性能ダイバーズ「アクイス」、クラシックな「アートリエ」のコレクションを展開する。

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