時計用語辞典

スクリューバック

Screw back

ねじ込み式の裏蓋のこと。はめ込み式のスナップバックに対して気密性が高く、防塵や防水効果がある。ただしスクリューバックだけでは気密性を保証できないため、パッキンなどとの組み合わせが望ましい。スクリューバックの実用性は、1920年代のロレックス・オイスターが証明したが、時計業界に普及したのは50〜60年代のこと。ステンレススティールの耐食性能が向上し、ケースと裏蓋のかみ合わせがさびにくくなってからとされる。なおパッキンの位置によって大きく「内ネジ方式」「外ネジ方式」「ネジリング式」の3種類に分かれる。