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ウブロの〝マテリアルマジック〟(1/3)

2011年末、ウブロはスイス・ニヨンの本社工房において革新的な新合金を発表した。その名も「マジックゴールド」。外連味あふれるこの名称からは、にわかにはその素材が何であるか想像し難いが、これはセラミックスとゴールドの合金である。通常、ゴールドの合金は、18Kゴールドを例に取ると、重量パーセントにして75%がゴールドでなければならない。このマジックゴールドはスイス貴金属管理局から18カラットのゴールドと認定された正真正銘のゴールドである。いかにして、このマジックゴールドは開発されたのだろうか?

ウブロとEPFLが共同開発したマジックゴールド。パーツの大きさに合わせた円筒形の型に原料を充填し、冷間等方圧プレスで固める(奥の円筒)。それを焼結してセラミックスの“骨格”(中左の円筒)を作り、そこに高温高圧の不活性ガスで融解したゴールドを流し込む(中右の円筒)。これを放電加工機で輪切りにし、切削すると黒ずんだパーツが出来上がる(手前左)。それを研磨して初めてマジックゴールドの色味が現れる(手前右)。手前の薄いグレーの円筒はセラミックスとアルミニウムの新合金。
矢嶋修:写真
Photographs by Osamu Yajima
鈴木幸也(本誌):取材・文
Text by Yukiya Suzuki (Chronos-Japan)
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