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【87点】オメガ/シーマスター アクアテラ(1/4) 2016年05月号(No.64)

OMEGA
Seamaster Aqua Terra

デザイン、技術、そして、ブランドの持つ力。
この三拍子がうまく揃ってこそ、定番モデルとなり得るが、そこがなかなか難しい。
誰もが憧れる存在の魅力とは、どのようにして作り出されるのか探ってみよう。

アレクサンダー・クルップ: 文 Text by Alexander Krupp
OK-PHOTOGRAPHY: 写真 Photographs by OK-PHOTOGRAPHY
市川章子: 翻訳 Translation by Akiko Ichikawa

point

・良質な仕上げ加工
・革新的な技術のムーブメント
・考え抜かれたデザイン
・操作が簡単

point

・装着中にケースが片寄りやすい
・暗がりでは分針が見づらい

黄金の3要素

しなべてブランドというものは、デザインと技術が調和すれば、すべてがうまくまとまるものだ。時計の世界においても、一般的にはこのようにくくられている。だが実際のところは、当然ながらもう少し事情が込み入っているのだ。ブランド性はさまざまなやり方でもって調和を示すことが可能であると同時に、諸々の理由から意味のないことにこだわり続けたりもする。デザイン的にはうまく構成できても、時代に見合っていない場合や、それとは逆に、流行に左右されないことを、はなから想定していないような場合さえある。その上、大変な苦労の末に、革新的で魅惑的な技術を編み出したとしても、そんなことは日々の使用においてユーザーにはまったく重要視されないこともある。  オメガは、「デザイン」「技術」「ブランド性」の3つの柱をすべてしっかり打ち立てている。デザインは時代にかなっており、それでいて色あせない。テストウォッチのムーブメントは、コーアクシャル脱進機搭載のクロノメーターで、1万5000ガウスまでの耐磁性を備え、日常使いにはまさにうってつけだ。オメガは、使い勝手が非常に良い魅力的な時計を長年にわたって作ってきたので、時計ファンはそのブランドの価値を精密さ、正確さ、真に意義深い革新性に、これまで以上に結びつけることができるだろう。

新色はブラウンが決め手

シーマスター アクアテラは、2014年のバーゼルワールドで発表され、従来のアクアテラのスポーティーエレガンスのデザインに新しいカラーで活気を与えている。これまでのアクアテラの顔立ちは2008年に出来上がったものだ。今回取り上げたアクアテラは、今までより控えめなシルバーとブラック、シャンパン、グレーあるいはブルーの組み合わせだが、ケース素材がステンレススティールかゴールドかで、針の色目も変わる。秒針と分の目盛りには、どぎつくならないようにオレンジをあしらってある。ストラップも新しくなり、ミドルブラウンがアクセントとして調和していて、見事な構成だ。

 

マニュファクチュールムーブメントのマスター コーアクシャル 8500は、耐磁仕様に加えて装飾が美しい。まさに才色兼備なムーブメントだ。

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