MEMBERS SALON

【82点】セイコー/グランドセイコー メカニカルハイビート36000(1/5) 2013年03月号(No.45)

SEIKO GRAND SEIKO HI-BEAT 36,000

昨年、ようやくドイツ上陸を果たしたグランドセイコー。丁寧な作りで抑制の利いた魅力をたたえ、使い勝手が良く高精度。ドイツでも通好みされるロングセラーシリーズの新作に、果たして何か不足しているものはあるのだろうか。

アレクサンダー・クルプ: 文 Text by Alexander Krupp
OK-PHOTOGRAPHY: 写真 Photographs by OK-PHOTOGRAPHY
市川章子: 翻訳 Translation by Akiko Ichikawa

 
point

・仕上げ加工が完璧
・自社キャリバーの設計が秀逸
・精度の安定性が非常に高い
・装着性と操作性に優れている

point

・デザインに独創性が見られない
・文字盤上のコントラストが弱い

日出づる処の実直な堅者

ランドセイコーは、1960年に発売が開始されたロングランシリーズだ。長らく日本国内のみで販売されてきたが、先頃ついに待望のドイツ上陸を果たした。セイコーは多くのモデルバリエーションがあり、ドイツでも通好みするブランドとして愛好家は少なくない。同社のラグジュアリーラインのグランドセイコーも、ファン層の熱い支持がある。我々編集部も、ドイツ上陸の報告の際には若干浮き足立っていたようだ(日本版編集部注/2012年、ドイツ版『03・2012』号ではグランドセイコーの特集があった)。しかしその後、ひょっとしたら我々としたことが、褒めちぎり過ぎてポジティブな判断しかできていなかったかもしれないと、少々冷静になってきた。評価が正しかったか否かを知るには、やはり毎日使って分析するに尽きるだろう。だが、今の段階で言えるのは、グランドセイコーは事実上、日本の時計製造技術の粋を極めたものである、ということだ。少なくとも今回取り上げる高振動バージョンの「グランドセイコー メカニカルハイビート36000」については、その評価に間違いはないと思われる。だが、ここはやはり、慎重に見るべきだろう。そのために、データを手堅く収集・検証していきたい。

  1 2 3 4 5  
前の記事

【84点】オメガ / シーマスター アクアテラ GMT

次の記事

【84点】パネライ/ラジオミール エイトデイズ チェラミカ -45mm

おすすめ記事

pick up MODEL

正規時計販売店

正規時計販売店

高級時計を取り扱う全国の正規時計販売店をご紹介。各店が行うフェア情報やニュースもお届けします!

時計ランキング

時計ランキング

その年の新作モデルや、機構、仕上げの完成度など、毎回決められたテーマの中から、優れた10本を時計ジャーナリストたちが選出します。

スペックテスト

スペックテスト

クロノスドイツ版の人気連載「TEST」の翻訳記事。腕時計のデザイン、機能などをポイント性によって評価します!

基礎からの時計用語辞典

基礎からの時計用語辞典

時計の部品、機構、ブランド名など、基礎から専門用語まで、広範囲にわたって解説します。時計の知識を深めるための用語辞典です。

PAGE TOP