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ダイバーズウォッチの歴史における10のハイライト(後編)(1/1)

Text by WatchTime

本格的な防水腕時計が登場した1920年代を起点にダイバーズウォッチの歴史をたどる「ダイバーズウォッチの歴史における10のハイライト」。1926年のロレックス「オイスター」から紹介してきた前編に続き、後編をお届けする。

5.ブライトリング、最初のダイバーズウォッチ

ブライトリング「スーパーオーシャン」。1957年。

 1957年、ブライトリングは最初のダイバーズウォッチ「スーパーオーシャン」を発表。この時計はモノコックケースと頑強な風防のおかげで当時、200mの防水性能を実現した。ベゼルはしっかりと固定され、潜水時にポジションが衝撃でずれないようになっている。この「スーパーオーシャン」からはクロノグラフバージョンが1959年に発表されている。

6.ロレックス、最初のシードゥエラー

ロレックスがプロフェッショナル向けの本格ダイバーズウォッチとして発表した「シードゥエラー」の初期モデル。

 ロレックスは、サブマリーナーよりもさらに防水性能を高めた「シードゥエラー」を導入。特徴はヘリウムエスケープバルブにある。これを通して潜水中に時計のケース内に入り込んだヘリウムガスをケースの外に排出することができる。この時計は、沖合に埋蔵されている石油やガス調査に関係する、深海での潜水作業に特化したフランスの会社コメックス(COMEX/Compagnie Maritime d’Expertise)の依頼によって製作された。この時計の当時の防水性能は610mである。

7.最初のコンピューター式ダイバーズウォッチ

 最初のコンピューター式ダイバーズウォッチが導入されたのは1983年で、90年代に一般的になっていった。ダイバーズウォッチは一方、そのバックアップに追いやられていった。

8.ISOがダイバーウォッチの標準に革新をもたらす

 国際標準化機構(ISO)はISO 6425を発表し、時計に「ダイバーズ」ウォッチと名乗るために必須な特徴を定義した。そこには防水性に関する規定(文字盤に記された情報よりプラス25%の防水性能が求められた)や、水中での視認性、温度変化への耐性、経過時間の計測機能などが含まれていた。ISO 6425は1982年に制定。それ以降、2度にわたって改訂を受け、96年にISO 6425-1996でほぼ完成形となり、2008年に再認証を受けて現在に至る。

9.CXスイスミリタリー「20000フィート」

2009年に発表された、CXスイスミリタリー「20000フィート」。

 CXスイスミリタリーがロレックスの記録を破る「20000フィート(=約6100m)」を発表し、ギネス記録を達成した(CXスイスミリタリーは2005年に「12000フィート」でギネス記録を樹立したが、2008年にロレックスが1万2800フィートの「ディープシー」で塗り替えていた)。この時計は、ドーム型のサファイアクリスタル製風防を備えた厚さ28.5㎜のケースを持つクロノグラフである。CXスイスミリタリーによると、実際の防水性は文字盤に表示された性能以上の7500mであるということだ。

10.IWCアクアタイマー・コレクション

IWC「アクアタイマー ディープ・ツー」。

 ブランド独自のセーフタイム・システムを備えたIWCのアクアタイマー・コレクションは、2017年に50周年を迎えた。


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