パテック フィリップ/ 永久カレンダー搭載クロノグラフ Part.3

2018.01.04
Cal.CH 29-535 PS Q
Cal.CH 27-70 Qのコンセプトを受け継ぎつつ、設計を一新した永久カレンダー搭載クロノグラフムーブメント。過去のパテック フィリップ製クロノグラフから一転して、調整箇所の多さが大きな特徴。まだ日本へはデリバリーされてはいないが、設計を見る限り、耐久性には富んでいるだろう。手巻き(直径32mm、厚さ7mm)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。


広田雅将:取材・文 吉江正倫:写真
[連載第12回/クロノス日本版 2012年11月号初出]
Special thanks to Shellman, Hiromu Takizawa

12ヵ月カムを用いる新世代ムーブメント
Cal.CH 29-535 PS Q


筆者の知る限り、1986年初出のCal.CH 27-70 Qとは、腕時計専用に特化した構造を持つ、初の永久カレンダー搭載クロノグラフムーブメントであった。
この設計思想を進化させたのが、2011年発表のCal.CH 29-535 PS Qである。
見るべきは、ベースが自社製クロノグラフムーブメントであることよりも、非凡な完成度にある。