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むかしむかし、あるところに、竹取のお爺さんとお婆さんがいました。

お爺さんは、竹林に竹をとりに、お婆さんは、川に洗濯に行きました。

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お爺さん・「おやっ？あれは何じゃろう・・・」

お爺さんは、竹林で、金色に光る１本の竹を見つけました。

お爺さん・「えいっ！」

お爺さんがその竹を割ってみると・・・、

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お爺さん・「うひゃぁあ！」

なんと、中から可愛らしい女の子が出てきたのです。



お爺さん・「たいへんじゃ！竹の中から女の子が出てきたぞい！」

急いで家にもどったお爺さんは、お婆さんに報告しました。

お婆さん・「あれまぁ・・・。実は、わたしも・・・。」

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なんと！お婆さんは、川で大きな桃を拾ってきていたのです！

お爺さん・「面倒なときに面倒なものを・・・。だから、わしは洗濯なんぞ行くなと言うたんじゃ！」

お婆さん・「だって、洗濯しないと着る物がなくなって困るでしょうに・・・。どうしましょうか、お爺さん。」

お爺さん・「う～ん、その桃は、たぶん【例のアレ】じゃろう・・・。最初の子は女の子のほうが、育てやすいというぞ。もういっぺん川に流してきたらどうじゃ？」

お婆さん・「・・・そうですね。今のままなら、まだ、【ただの大きい桃】ですから・・・。そうしましょうか。」

こうして、お爺さんとお婆さんは、桃は無かったモノとして、竹から生まれた女の子を、「かぐや姫」と名付け、育てたのでした。



かぐや姫は、あっという間に大きくなり、３ヶ月もすると、大変に美しい大人の女性になりました。

お爺さんとお婆さんは、心配になりました。

お爺さん・「このままの調子で歳を取ると、すぐオバチャンになって、誰も嫁にもらってくれなくなるぞい。」

お婆さん・「それよりも、私らより先にヨボヨボになられたら、私らが、かぐや姫の介護をする羽目になりますよ。」

そんな事になっては、大変です。

二人は、急いでかぐや姫に、お見合いをさせることにしました。



見合い相手・「おお、これは美しい！ぜひ、お嫁さんになって下さい！」

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お爺さん・「かぐやよ、どうじゃ？男前だし、家柄も申し分ない相手じゃと思うがのぅ・・・。」

かぐや姫・「・・・わかりました。でも一つだけ条件がございます。」



～明日につづく～