ミドリフグさんのブログ

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eBayで時計オタクが狂喜乱舞したお話2 【図鑑と比べてみよう】2025年12月29日00:43
皆様ごきげんよう。
気付けば2025年も終わりですね。今年は良い時計との出会いに恵まれ時計的には大変充実した1年だった一方で、一生分の時計運を使ってしまったのではないかという疑念でなんとも複雑な1年でもありました(笑)
今年最後の記事は前回ご紹介したZenithのリピーター図鑑掲載個体、せっかくなのでこちらを実際に図鑑と並べて比べてみようと思います。

まずは引きの写真で文字盤、ケースバック、ムーブメントの全体像です。
当たり前ですが、こうやって並べてみると前回の記事で錯乱したのはなんだったんだってくらい同一ですね…(笑)


<正面を見てみよう(写真1)
この写真でパッとわかる点は、針の蓄光塗料が経年で剥がれが拡大しているところでしょうか。時針の真ん中と分針の根本なんかが特に顕著です。まぁこればっかりはしゃーないですね(泣)。


<ケースバックを見てみよう(写真2)
ケースバックはもはや肉眼では差異の判別が不可能なレベルで変化がないですね。
鉄ケースなのでもっと経年劣化してそうなものですが、欧州の気候は流石ですね。しかし、これからは多湿の日本での生活ですのでルネサンスワックス塗っておかないとですね…
余談ですが、私は鉄製ケースが結構好きだったりします。銀ケースと比べて剛性が段違いであり、裏蓋開ける時とか全然たわんだりしないため安心感があるのですよね。まぁ錆びますが…


<ムーブメントを見てみよう(写真3)
ムーブメントに関してはコンディション良好なので目印になる傷とかないんですよね(笑)。
まさかコンディション良好なのがこんな形で仇になるとは…
とりあえず見る限り1箇所あるので後で拡大写真で見てみましょう。
  • zenith

コメント

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2025年
12月29日
00:44

<インデックスを比べてみよう(写真1)>
インデックスを一つずつ拡大して並べてみました。上が実際の個体、下が図鑑のものです。
全く同じに見えますが、2,4,7,8等よく見ると経年で塗料の剥がれがわずかながら拡大しておりますね。まぁこればっかりはしゃーないですね(泣)。


<ネックを比べてみよう(写真2,3)>
文字盤と違い一致度が高すぎて特に書くことがないケースですが、見落としがちなネックなんかも、傷や酸化痕が完全に一致しておりますね。
…マジで書くことがない(笑)

2025年
12月29日
00:46

<ムーブメントを比べてみよう(写真1)>
ケース以上に書くことの無いムーブメントですが、先程もお話しました唯一と言っていい目印がこちら。コハゼの部分の摩耗痕ですね。


<問題のスライダー基部(写真2,3)>
前回の記事でお話しました唯一のイレギュラー、それがスライダー基部です。
図鑑だと正面・背面からのアングルしかないのでわかりにくいのですが、ボタンの根本の部分が段付きになっているのですよね(写真2)。
これを別角度で見てみると真鍮パイプでガイドが増設されておりました(写真3)。
確証はないのですが、ケースの穴を見る限り、穴の径を広げた痕跡のようなものは無く、最初からこのサイズの穴であったものと思われます。ここから考えたのは…図鑑掲載の状態の方がイレギュラーで、何らかの理由でガイドが引っこ抜けてしまったものを径の太い棒で補修。今回のオークションの出品者情報では「時計工房からの放出」とのことなので、図鑑掲載後、何らかの理由で時計工房に預けられた時に元の状態に戻された——といった感じでしょうか…?

現状ではこれ以上に考察できる材料がないので真相は謎のままです。同一モデルがもう一個あればさらに比較とかできますね(笑)


<おわりに>
こうして改めて見比べてみると、本当に書くことがないほど図鑑通りの個体でした。
特に事件も面白い発見もありませんでしたが、資料と実物がここまで一致してしまう個体に出会えること自体が、コレクターとしては十分すぎる収穫だったのだと思います。

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写真2
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