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(一般に公開)

ハイブリッド!2018年06月17日20:16

車は今、化石燃料で動くエンジンから電気の力を借りたハイブリッド、そして完全に電気で動く乗り物へシフトしようとしています。

時計の進化の歴史も、実は似たような技術遷移がありました。
ゼンマイ動力は、手巻きから自動巻きへ。その後、一気に電気だけの動力のクオーツに行かず、電池を動力としたあるものは、テンプ駆動にサヨナラし音叉で調速する機械へ。
またあるものは、ゼンマイ時計技術で手馴れたテンプ駆動調速式へと分かれました。

テンプ駆動調速式は、電池を動力としたお蔭で、ゼンマイ駆動では普通2日しかない駆動時間を一年から2年の寿命に。
振動数も、安定した動力のお蔭で年間を通して10振動もの連続高速駆動を可能としました。

ただし良いことこばかりではなく、ゼンマイテンプ駆動の欠点もそのまま引き継いでしまっていました。激しい衝撃や急激な振り等の外乱に弱いところです。
精度も、テンプのヒゲゼンマイによる往復運動に頼ってしまっているために、10振動クロノメーターと同等で、それ以上には也えず。

ゼンマイ時計の全ての欠点を排除し、圧倒的性能で時計の理想を実現してしまったクオーツの前に、儚く短命に終わってしまった電磁テンプ式。それは、音叉式も同様です。

されど、当時の技術者の理想の時計を追求したその姿勢は称えるべきものであり、間もなく50年になろうというこの時計も、動かせばクロノメーター級精度で2年は動き続けます。
姿勢差も感じません。

ゼンマイ時計と比較すれば、その性能差は圧倒的であり、見た目や鼓動は、まさしくゼンマイ式高振動時計そのものです。

機械式と電池のハイブリッド腕時計である、電磁テンプ式腕時計。
手持ちの時計達の10振動の鼓動は、未だに健在です。
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コメント

1番~5番を表示

2018年
06月17日
20:26


今年のル・マン24hでの、トヨタハイブリッドマシンのオンボードカメラライブ映像を見て、その圧倒的性能にこれじゃ他はレースにならないと驚きつつ、トヨタガンバレと10振動の鼓動を響かせているコスモトロンを腕に応援するのでした。

2018年
06月17日
20:44

2: LEM

熱い内容がどこに帰結か?と思いきや1を読んで納得です。^ - ^
トヨタ、今年はいけそうでしょうか!?
時代の移り変わりは誰にも止められないですね。
早い変化へ環境や受け入れ側がついていかないといけませんね。

2018年
06月17日
21:07

LEMさん。
こんばんは。
>1を読んで納得です。^ - ^

昨晩から、7号車と8号車のライブ中継を、2画面同時に再生して見ていました。

https://toyotagazooracing.com/jp/wec/special/2018-2019/le...

エンジン車は、全く相手になりません。速度差が凄すぎて周りの車が止まっているようです。
ふと手持ちのコスモトロンを見て、同じテンプ式でもゼンマイと電磁石を応用した電池式とではパワーと持続が圧倒的に違い、同じ感想を得たんです。
電磁テンプ式は、クオーツと比較するとダメな点が出るけれど、ゼンマイと比較すると圧倒的だと。
それで、このブログを書こうと思い立ちました。

>トヨタ、今年はいけそうでしょうか!?
同じレースカテゴリーの2台の車との速度差が圧倒的過ぎて、リタイヤしない限り決まりでしょう。
ゴールまで1時間を切って、ドキドキ状態です^^。

>早い変化へ環境や受け入れ側がついていかないといけませんね。
ですね。あと数年で原子時計が登場するから、やがて今のクオーツは、絶滅してしまうかもしれませんね。音叉や電磁テンプ式と同じように。

2018年
06月17日
22:33

4: LEM

やりましたね!!!!
嬉しいなぁ。
1991年以来の日本車優勝。感無量ですね。^ - ^

2018年
06月17日
22:51

LEMさん。
ハイブリッドマシンが2台のみで、勝って当たり前というプレッシャーの中で勝てたことは、やはり凄いです。本当におめでとうですね。
ニュル24Hでは、スバルがクラス優勝で、今度はトヨタ。あとは、F1でトロホン頑張れです!。

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