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(一般に公開)

スピードマスター、アイルトン・セナ2018年12月21日15:30
ケン・アカバよりも偉大なレーサーならば、アイルトン・セナが筆頭であろう。
世間的にはセナの方が名が通っているし、フジ・サンケイグループの総力を
以てしてもセナの存在無しではTVをセシル・B・デミルのシネマスコープ
に仕立てあげるなんて芸当なんぞ、到底果たせやしなかった筈である。

だから彼にまつわるお話はそれこそモーゼのようであるけれど、使っていた
時計となると就中、マクラーレン時代からスポンサードしていたホイヤーが
有名で、記念モデル以外にもセナ人気が手伝って80年代後半より流行した。

しかしそれ以前~つまりチーム・ロータス時代には、自分で選んだと覚しき
セイコー・スピードマスターだった。レーシングスーツの袖口から覗く写真も
残っており、実戦で使用した訳だが`83年当時で3万位の時計だったので
安物では無くとも、F-1ドライバーの収入からすれば微々たる出費であろう。

だがレース以外でも件のセイコーをしていた様子をYou Tubeで見られるので、
極めて個人的にスピードマスターを気に入っていたであろう事が垣間見える。
ここで厳粛かつ重要な事実として受け止めねばならないのは、広告塔になった
セナの姿では無く、稀代のレーシングドライバーが気に入った時計を愛用している点と
それに応えたのが日本製のセイコー・スピードマスターである、という事実だ。

しかし、これは決して極端な例では無い。自分が必要とする物を選ぶ目を持ち、
機械を愛することを知り抜いた者とプロダクトの邂逅だ、というだけの話しで
そこには特別なノウガキやら無駄なんかが一切入り込む余地が無いだけだ。
だから広告屋のネクタイ野郎が思いついたカバーストーリーなんかとは違い、
史実としての重みがあり、真のお話たり得る力がある。
もちろんコウモリ野郎が言うとおり、時として真実が最善とは限らない。
人々には希望が必要だ。だからネトウヨは歴史を変え、時計屋もオタクも
二人三脚で体裁よくウィンウィンな口当たりのいいお話を思いついて吹聴する。

だが体裁の良いネクタイ野郎の戯れ言が大手を振って世間をまかり通るならば、
襟を正さねばならないのは自明の理で、コーナーの出口を見据えてアクセル
を踏み込まねばならぬ。無論この世はブラインドコーナーで、ありとあらゆる
リスクを覚悟してもそれを承知の上で~いや、それは私の主義に反する、と。

そうでなければ自分が自分ではなくなってしまう。
時にはオポジットロック(カウンターステア)だって人生には必要なのだ。

コメント

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2018年
12月21日
15:31

かなり昔に書いた奴に加筆修正しました。動画はこれっす

2022年
05月05日
22:44

ね、丸くて非対称というのがなんとなく判りますでしょ?
当時のオートスポーツかなんかにハッキリ写っている写真が載っていて、
それで覚えていたんすけどね。

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