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超技術ウォッチ!2019年03月10日21:48

発売していた当時は、余り関心が無かった。

三日間動かさないでいると、時計は眠りにつく。
手に取り数回振ると、時計は眠りから覚めて動き出し現在時刻に復帰する。
止めた日数分のカレンダーを進めて、使用開始となる。

?。リューズを引いて止めれば同じではないか?
どうせ秒針規正で時計を止めるし、カレンダーも調整するからなんでこんな機構を作ったかと思った。

近年、1999年10月製造の初期のAUTORELAYを手にして、あらためて同じことを思った。
どんな具合かと、実際に眠りに着かせて数日後に起こしてみた。
即、眠りに就かせるのなら、リューズを一段引いて一秒以内に押し込めば、眠りに就くことも分かった。

針の復帰は、手持ち電波時計のユンハンス・メガスターと似ている。右回りに全ての針が動き復帰する。

長短秒針完全独立制御で、他のモードから現在時刻に復帰するときは、最短距離で長短針を逆転させて復帰するV682搭載のALBA HOTGEARと同じかと思っていたら違った。
節電優先だから、当然か!。

?。ふと疑問が沸いた。
この杵AUTORELAYは、停止した時点の時刻をどうやって知るのかと。
V682なら、初期設定で針の位置を揃えてから、各針との角度で内部時刻を決める。

この時計は、そんな初期設定は無し。
リューズを引いて針を動かし、時刻を合わせてリューズを押し込むだけです。
どんな時刻でも停止した時刻から内部カウントし、時計を振れば停止した分だけ進んで現在時刻に復帰します。
停止した秒針と長短針の角度から止めた時刻を割り出し、そこからデジタル時計のように内部カウント開始。
ローターが動いたら、長短針を現在の時刻に動かし秒針を起動と、果たしてそうなのか?。

この時計は、間違いなく動かした瞬間から秒針長短針の位置で、今が何時何分何十秒かを内部で判断できているということになります。
これでは、正に生き物ではないか!。

その他として、高速で全ての針を復帰させる技術。
省電力ICと、僅かな動きでのローター回転を上げて発電力アップと、KINETICとしても凄い進化を遂げています。

時計単体として見ても、エッジを無くして肌に優しく。
腕に着けてみれば、ブレスレット然とした形状で手首にピッタリ完全フィット。

自動巻き発電時計の利点でもある、腕にへばりつくような圧倒的な低重心感覚と相まって、重量級でありながら装着感バランス感は、最上の部類です。

MIM製法と思われる未来的デザインの外装も含めて、もの凄い技術を投入していたKINETIC AUTORELAY。
凄いなあと、もう、ぞっこんLOVEです!。
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コメント

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2019年
03月10日
22:53

年初に購入したソーラー電波時計が、文字盤にあたる光の加減で同様な挙動をします。

充電のパワーセーブに対する当時のセイコーの設計思想が現行製品にも組み込まれているのかもしれませんね。

2019年
03月10日
23:27

まんだりんさん。
>充電のパワーセーブに対する当時のセイコーの設計思想が現行製品にも組み込まれているのかもしれませんね。

3針アナログ現行のソーラー時計が、パワーセーブした後に再復帰する機能を持っているのであれば、間違いなくこの当時のこの技術を継承しているのでしょうね。
しかし、全ての針のゼロ位置調整も無しで、一体どうやって現在時刻を内部で割り出しているのか、知りたいです。

予想ですが、停止した時点の各針の位置を覚えていて、そこからストップウォッチのようにカウントを始め、動かしたときに停止した時間を計算して必要な時間の量だけ針を進めるのみ。で、今が何時何分などとは内部では知る必要は無い、ということなのかも知れません。
それならばプログラミングで出来そうですが、それにしても凄い制御をしていますよね。

クオーツ時計も凄いと、改めて感じた次第です。

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