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『信州聖地探訪❽ オルゴール記念館編』 ~2019年05月18日05:17


『戦前、製糸業の町として名を馳せた諏訪地域。
戦後の高度成長期には精密技術が集積し「東洋のスイス」と評され世界を席巻しました。
その中心となったのがカメラ、時計、そしてオルゴールです。

戦後間もない1946年、国内で本格的なオルゴールの生産がスタートしたこの年、
三協精機は創業しました。2年後には、オルゴール試作第1号を完成させますが、
その音色は「バケツの底をたたくような音だった」といわれています。』

(以上、日本電産サンキョーオルゴール記念館のHPより抜粋)


***

まさしく、カメラ・時計・オルゴールが諏訪地方が『東洋のスイス』たるべき御三家であり、
三協精機(現、日本電産サンキョー)も以前は8mmカメラ等も生産する
日本の精密機械産業の一角を担う祖であります。

***

諏訪大社から僅か50mの位置にあるこのオルゴール記念館『すわのね』は、
『儀象堂』とのセットで是非とも訪問するべき聖地でありましょう。
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コメント

1番~16番を表示

2019年
05月18日
05:20


実はこの『すわのね』で、オルゴール付きの電動アシスト自転車を無料レンタルできるのだ。

この自転車を利用して、この後の諏訪大社、聖地訪問にフル活用したのは内緒デス。。。

2019年
05月18日
05:25


1階は日本のオルゴールの展示場となる。

ここで驚きの邂逅が待っていた。。。

2019年
05月18日
05:32


何と、田中久重翁のオルゴール付『自鳴琴入六角和時計』が鎮座するではないか。

Chronogusaさんによれば上野の科博にも同様の作品があるそうだが、

初めて見る久重翁の『自鳴琴』付きのクロックにテンションが一挙に上がる。

この形状は松本市時計博物館編でも紹介したブツと酷似する。

やはり、何事も『現場主義』で実践しないと何が起こるか分からない・・・

2019年
05月18日
05:35


2階は外国製のアンティークオルゴールが並んでいる。

どれも全てが稼働するのが流石だ。

ふいご式オルゴールの実演、自分で試すことも可能であった。

遊園地で良く聞かれる音色は欧州の懐かしさが漂う。

2019年
05月18日
05:37


そしてステージでは『オルゴールライブ』も上演する手の込んだプログラムが泣かせる。

『ローズの不思議な世界旅行』を演じて頂いた女優の北島美香さんと記念撮影。

デレデレ・・・(>_<)

2019年
05月18日
05:44

土産コーナーには、驚くべき種類と量のオルゴールが並ぶ。

そして、自分で組み立てることも出来る工房まで用意されている。

このオルゴール博物館、

訪問者参加型の双方向性を持たせたコンセプトと圧巻の展示品に心打たれた。

この企業が社会と向き合う姿勢も実に素晴らしい。

子供から大人まで、老若男女が予備知識なしでも楽しめる必見の『聖地』であります。。。

2019年
05月18日
08:46

またまたご紹介ありがとうこざいます。オルゴール関係まで見てまわられるのは流石です。すわのねは知りませんでした。しかも久重の和時計がここにもあるのですね。松本の時計博物館で見た時にも驚いたのですが、もう一台あるとは!科博も間違いないですが、同じものが移動した可能性は低いと思うので3台確認している事になりますね。やはり江戸後期と記載あったので、松本の年代記載は違和感があります。いずれにしても、カラクリを動かすためにトルクを使うので、二重のフュージーを用いているようですが、実物じっくり見てみないとはっきりわかりません。おどろきました!

2019年
05月18日
08:47

ここに載っていますね。

2019年
05月18日
17:23

chronogusaさん、

ご紹介の科博所蔵時計の割駒式文字盤のデザインは、#3の写真のものと酷似しますね。
やはり同じ作者であるが故なんでありましょう。

***

科博所蔵は分かりますか実際に展示しているのでしょうか?
もし機会があれば追加情報をお待ち致します。

と聞いて、最近、さぼり気味の東京在住の秘密結社厄員面々が
直ちに動いてくれたら更に嬉しいところなんですけどねぇ~

2019年
05月18日
23:29

10: masa

オルゴールの世界も深そうですね(^^

腕時計関連ではボーグリを思い出します。
最近見てませんが新作とかあるのかなぁ。。

2019年
05月19日
06:02

BOEGLI、確かに最近は見ませんね。結構、重いですけど。
ジュネーブとかの土産店ではオルゴール懐中とかオートマタとかも置いてあるので
懐かしく思い出しました。

2019年
05月19日
06:08

ところで自鳴琴=オルゴール、の意味ですが、
田中久重翁の置き時計にオルゴールが組みこまれているとは思えないんですよね。
目覚ましの音なのか、はたまた、何らかの音階を発したのか、
今後の追跡課題にしておきます。

2019年
05月19日
06:51


最終目的地へと急ぐ・・・

2019年
05月19日
17:15


本日、独立時計師の菊野さんと話す機会を得た。
久重翁の『自鳴琴』枕時計について質問してみた。

即ち、
❶ 自鳴琴とはオルゴールのことか?
❷ だとすれば、当時にそんな技術があったのか?

***

菊野さんの回答は
❶ YES、だ。
❷ 久重翁のオルゴール付き枕時計は聞いたことがある、存在する、とのこと。
   自鳴琴は『鐘の音』ではなく、オルゴールであるとのことだ。

***

となると、次なる疑問はどんな『ミュージック』であるのか、ということだ。
久重翁が亡くなったのは1881年だから明治14年。
そして西洋と暦を同じにした『改暦』が行われたのは1873年(明治6年)である。
つまり、改暦後、久重翁は8年間も生存したのであるからには、
西洋式の『ミュージック』を自鳴琴に導入した可能性はある鴨知れない。

この疑問については自分なりのアプローチで引き続き究明したいと思う。。。

2019年
05月20日
11:02

菊野さん昨日名古屋でなんか発表したんですよね、確か。彼はそのあたり詳しいのかな?

久重の枕時計は知っている人は知ってますね。ただ、年代などはいろいろ難しいんですね。

万年時計製作後もからくりをやめたわけではなく、いろいろ試行錯誤はしてたようです。弟子も居ましたしね、誰作かわからなくなってくる側面もあるんです。

江戸東京博物館には和製のシンギングバード、久重作といわれる鳥かご「からくりほととぎす」が残っています。

科博所蔵は実際展示があるかは思い出せません。
視実等象儀は展示されてまして、万年時計とは別の館に太鼓時計などと一緒に展示があります。

視実等象儀は実は、ウチの工房が大学の先生と一緒になって、現在進行形で調査に協力しています。

視実等象儀は須弥山儀の一種で、明治期に久重が僧の佐田怪石に協力して作った天文和時計です。
また、いずれなにかお話できることがくるかもしれませんね。

2019年
05月20日
19:31

視実等象儀、って、これまた凄い天象儀ですね。
次回の科博訪問は気合を入れ直して臨みたいと思います。

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