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ゼンマイオヤジさんのブログ

(一般に公開)

『聖地巡礼・海底に眠る戦艦大和を探して』❶ ~2020年01月03日07:55

呉に来ている。

戦前は『大和』を建造した軍港として、
そして、戦後は戦前の技術に磨きをかけて世界最大タンカーを建造するなど、
我が国を世界一の造船国へと導いた臨海工業都市である。

***

『大和』は1945年4月7日に沈没した。
戦死者は2740名、生存者は約270名と言われる。
乗組員は日本全国から選抜されたが大半は中部・関西・中国地方の出身者であり、
中でも愛知・岐阜・三重・大阪・兵庫・岡山・広島の出身者が断トツであった。

***

戦後4回に亘る海底探査の中でも2016年5月の調査では、
50時間の映像と7000枚の写真が撮影され、
そのデータを元に海底の大和の動画がこの『大和ミュージアム※』で公開されている。
※正式名称は、『呉市海事歴史科学館』である。

***

戦争に関連する物語は常に凄惨さを極める。
今回の動画を観て、胸が締め付けられる感慨を抱くのは誰しも同じではなかろうか。
今も現存する『大和』が建造されたドックを眺めながら深い気持ちに包まれたのであった。











※ Classic Neg. XP3、X-Pro3
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コメント

1番~9番を表示

2020年
01月03日
08:18

名誉館長でもある松本零士氏の言葉:

『大和ミュージアムにはできるだけ実物を、ということで本物が展示されています。
それらがどういったものなのかを見て、感じて理解して頂ければと思います。
また、未来というのは一人ひとりの心の中にあるのであって、
その思いを大人になる過程で形づくっていくわけです。
それが人間なのです。
ここで過去の歴史を見ながら、自分の考えている未来がどういうものかを、
一つひとつ裏付けを取りながら楽しんで理解して頂きたいと思います。
それが皆さんの未来をスタートさせる原点になれば、大和ミュージアムとしても本望です。
お互いに楽しい未来を考えましょう。
そして、何度でもここに来てください。
お待ちしています。』

2020年
01月03日
08:21


1/10スケールの『大和』を見て何を思う・・・

2020年
01月03日
08:24


零式艦上戦闘機六二型や人間魚雷『回天』、九三式魚雷などの実物が並ぶ。

実物には現地で見ないと写真では伝えきれない空気が漂っている。

2020年
01月03日
08:27


海底に眠る大和の映像を基に、その様子を再現した模型図。

金箔が剥げ落ちた菊の紋章が心を打つ。

2020年
01月03日
08:29


大和から引き揚げられた船体の一部や計器類、消火器までが並ぶ。

2020年
01月03日
08:36


『呉の歴史』展示室では、東洋一の軍港として栄えた歴史、
戦時下の市民生活や呉空襲の様子、戦後の平和港湾都市としての復興の過程や、
船の町といての現在の様子までが展示されている。

中でもやはり目を引くのが、大和建造計画からその技術、大和の辿った運命、
沖縄特攻へ出撃した乗務員の遺書や遺品であった。

下写真: 『東洋のネルソン』こと、東郷平八郎愛用の懐中時計も展示されている。

2020年
01月03日
08:38

全米が震えた戦艦大和。

今も海底に眠る『大和』には日本の歴史が凝縮されて生き続けているのだ。

2020年
01月03日
14:37

8: LEM

ある意味、
沈没したからこそ大和の名は強く皆の心に残り続けるのかもしれませんね。
散り際は大事ですね。

2020年
01月03日
23:07

LEMさん、
大和にはその選択肢として本土防衛の為に海上砲台として活用する案がありました。
私は大和には是が非でもそうして欲しかった。

それは大和を後世に残したいとか、伝えたいとかの理由ではなく、
3千人もの乗務員を英霊にするのではなく、
犠牲者を最小限に抑えることこそが最重要と考えるからです。
しかし、結果として時代がそれを許さなかった。

今回の聖地訪問からあふれ出る感慨は、平和の意味を噛みしめるとともに、
TOP判断の危うさ、そして、
土壇場で特攻作戦を知らされた乗務員の覚悟とその無念さへの哀悼にあります。

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