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がーひらさんのブログ

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腕時計のどこを見るか2020年05月22日16:51
今回は僕が商品として腕時計を見て評価する際のポイントについて書いていきます。
腕時計を見て買うことを決めるポイントは、人によって異なり、正解というものはありませんので、あくまでも個人的な一意見として読んで頂ければと思います。

僕が時計を見る時の最初のポイントは針です。
具体的には、時分針の長さと太さで、これが高級時計とその他の大衆時計とを分かつ最大のポイントだと思います。この要素は時計の視認性に大きく影響し、合格ラインは分針が外周のミニッツインデックスに届いているかどうかです。太く長い針を載せるのはクォーツよりも機械式のほうが有利なのですが、機械式でもインデックスまで針が届いていないものも多くあり、逆に高級機ではクォーツで太くて長い針のものもあります。高級時計の中で短くて細い針のもの(ピアジェ・アルティプラノ等)も存在しますが、そういった時計は文字盤やインデックスとの総合的なデザインで視認性を確保しています。一部の例外はありますが、針の長さと太さは視認性に大きく影響し、時計を見る上で最も重要だと思います。

次のポイントはケースの仕上げです。
仕上げに関してはサテン部分よりポリッシュ部分の方が、良し悪しの違いが分かりやすいと思います。真っ直ぐなペン等をケースに反射させて、その反射したペンがケースの面に沿っていない曲がり方をしていると面が歪んでいて、仕上げが不十分ということになります。これは見慣れてくると3~5m程離れていてもパット見で分かるので、時計自体の高級感や、ファッションとしての格好良さが大きく変わります。ケースの仕上げに関しては、基本的に値段に比例するのですが、僕が見てきた中では、ウブロとグランドセイコーが同価格帯では抜けているように思います。

最後のポイントは、僕の時計に対する好みが影響しているのですが、時計のかん幅(バンド幅)は必ず確認をします。
僕は時計のベルトを変えるのが好きで、ブレスレットタイプの物も夏以外の時期は、自分で選んだ革ベルトを付けています。しかし、革ベルトはオーストリッチやガルーシャ、パイソンなど珍しい物ほど18mmや20mmの偶数幅のみで奇数幅のベルトがありません。なので、時計を選ぶ時も出来るだけかん幅が偶数の物を買う様にしています。

以上が僕が腕時計を見る際のポイントと評価点でした。
時計を選ぶ時は、自分の好みや生活に合うかどうか、というのが一番重要だと思うのですが、今回は客観的に見る事が出来る部分を書いてみました。
この記事を読んで、皆様の時計を見る視点が増え、時計をより楽しんで頂ける様になれば幸いです。
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