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がーひらさんのブログ

(一般に公開)

革ベルトのすゝめ2020年05月25日15:39
今回は腕時計の中でも、僕が一番拘りを持っていると言って良い、革ベルトについて書いていきます。
革ベルトの一般的な素材と言えば、牛革とワニ革になると思いますが、この記事ではそれ以外の素材で、僕が気に入っていてお薦め出来る物を紹介していこうと思います。

最初に紹介するのは一番上の画像のテジュ・リザードです。
テジュはトカゲの一種なのですが、一般的なリザードと比べて模様が大きく均一で、アリゲータの竹斑に近いイメージの革です。また、テジュはトカゲの中では大きい部類なのですが、ワニよりも小さい生き物なので、模様や革の表面はワニ革よりも繊細になっています。
テジュ革はフォーマルなドレスウォッチによく合うと思います。ドレスウォッチに合わせるのは、ワニ革が多い印象ですが、テジュ革の上品で整った小さい模様は、ドレスウォッチをより上品なイメージにしてくれると思います。
既製品ではバンビとカシスというメーカーにラインナップがあり、価格設定もワニ革よりも安めです。フォーマルウォッチに合わせるベルトで、少し他人と違ったものが欲しいという方には非常にお薦めの革になります。

次は2枚目の画像のシャーク、サメ革です。
この革はスポーツウォッチに合わせるのがお薦めで、サメは海の生き物なので、特にダイバーズウォッチに良く合うと思います。サメ革は適度な光沢と力強い模様が特徴的で、男らしさと高級感を両立させた革になっています。
ダイバーズウォッチのベルトはラバーかブレスレットが殆どなので、自身のダイバーズウォッチに個性を出したい方にお薦め出来ます。革の色は文字盤と同系色を合わせるのがセオリーですが、思い切って対照色を選んでみても面白いと思います。

最後は、僕が一番気に入っている、ガルーシャ、エイ革を紹介します。
この革は、個人的な感想ですが、時計ベルトに使われている素材の中で、最も美しいものだと思います。一つ一つの粒が光を反射させて、キラキラと輝く様子は、他の素材ではありえない高級感と美しさがあります。
ガルーシャは、その圧倒的な高級感と美しさで、どんな時計に合わせても、素晴らしく感じられると思います。また、ジャン・ルソーやJCペラン等の一流メーカーに於いては、クロコダイルやアリゲーターよりも高い価格が付けられているので、革ベルトの中で最高級品を着けているという優越感も味わう事が出来ます。既製品ではカシスから出ている物しかありませんが、これはガルーシャとしては破格の安さで、高級品と比べても見劣りしない美しさなので、時計ベルトを変えようと思っている全ての方に、自信を持ってお薦めします。

これら3つが、僕が特に気に入っている革ベルトの素材です。
革ベルトを交換する際には、必ずバンド幅と尾錠幅に注意をして選んで下さい。ご自身で測っても良いのですが、お店に時計を持っていくのが一番確実です。親切な店員さんが居れば、サイズを測るだけでなく、自分では考えていなかったバンドも提案して貰えるので、お店に足を運んで、専門の店員さんと選ぶのが一番良いと思います。

今回は時計の中でもニッチな部分である、革ベルトについて書かせて頂きました。この記事を読んで、革ベルトに少しでも興味を持って貰えれば幸いです。
腕時計はベルトを変えるだけで、印象が大きく変わり、また新鮮な気持ちでその時計を着けれるようになります。暫く着けていない、少し飽きてしまった時計には、革ベルトを交換して、新しい魅力を引き出してあげるのは如何でしょうか?
  • メンテナンス

コメント

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2020年
05月25日
18:53

ガルーシャが日の目を見たのは今から15年くらい前のことでしょうか。
当時、今までなかった素材だけにOEMとしてスイスメゾンもこぞって採用しましたね。
ガルーシャはその硬度の為に加工が難しく、
CUTTINGの位置で鱗模様の出し方や文様も輝きも異なることはクロノス誌上でも
特集があったようななかったような・・・

懐かしい素材です。

どうして革ベルトが良いのか。
どうしてブレスでは駄目?なのか。
この後、『ブレス党員』が綴ります(笑

2020年
05月25日
20:59

ゼンマイオヤジさん、コメントありがとうございます。

ガルーシャは15年も前からあったのですね。僕が時計を追い掛け始めたのが10年位前なので、全く知りませんでした。しかもクロノスでも取り上げられていたとは、、、勉強になります。

僕は時計に興味を持ち始めた頃から革ベルトが好きでした。初めて購入した高級時計のタグホイヤーも店員さんにブレスを勧められましたが、革ベルトのものにしたのを覚えています。
当時は何となく格好いいと思っていただけなのですが、革ベルトはブレスレットと比べて着け心地も良く、付け替える楽しみを知り、革自体の良し悪しも分かるようになってきたので、今は革ベルトの虜です。
そして、腕時計は着用している人の個性をダイレクトに発揮するものだと思っているので、僕自身も自分の個性をフルに発揮した、自分で選んだ、自分だけの時計とベルトの組み合わせが好きなのだと思います。

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