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本日、僕が働いている時計店に防水試験機が導入されたので、今回はその事について書いていきます。

店頭に設置されたのは上の画像と同じ物で、これは密閉空間内に窒素ガスを充填させて、気圧の変化を感知する事により、時計の防水性を検証する機械です。あまり広い店内ではないのですが、数日前から片付けと整頓をして、何とか設置する事が出来ました。

僕は本日お休みだったのですが、修理担当の方が研修に来てくれていたので、お店に行き、話を聞いてきました。
大きく分けて2つ注意点があるのですが、一番は破損の恐れのある物の見極めが重要です。防水試験に通る物は良いのですが、通らなかった物に関しては、時計ケース内の気圧が高くなっているので、風防が飛んでしまったり、ガラスが割れてしまったり等、店頭で修復出来ない破損のリスクがあるとの事です。特にガラスのキズは、爪が引っかかる物に関しては実施しないという事になりました。

もう一つの注意点は、お客様への説明に関しての事です。
防水試験が証明するのは、あくまでも現時点での防水性であり、時計内のパッキンは日々劣化をしていくので、将来の防水性については保証されません。では、なぜ防水試験をするのかですが、防水試験は通ることが大事なのでは無く、通らない事に気づくのが重要であると、修理担当の方が仰っていました。通らない物は、確実に非防水として扱って頂く様に、お客様への説明が必要です。
これらの内容を上手くお客様に伝えるのは難しそうなので、自分自身でしっかりと内容を理解し、接客の中できちんとお客様にお伝え出来る様に練習をしていきます。

明日は出勤なので、店頭にあるジャンク品等で練習をしながら、しっかりと使いこなせる様になりたいと思います。
また、日々の使用の中で気付いた事があれば、こちらで報告させて頂きます。


※画像はメーカーHPからの引用です。