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がーひらさんのブログ

(一般に公開)

青焼きの研究 奇跡の一本編2020年07月02日14:28
以前から続けていたスチールの青焼きで、非常に良い仕上がりの物が出来たので、今回はその報告を書きたいと思います。

3枚の画像は同じ針を角度を変えて撮影した物で、この写っている針が現時点での最高傑作です。
画像を拡大して頂くと分かると思いますが、ムラが無く色が付いていて、更に光の当たり方が変わることによって紫からブルーへと美しく色が変化します。自然光の下で見ると、主に紫色に見える事が殆どです。
今回出来上がった色は、以前から憧れていた、モリッツ・グロスマンのブラウンバイオレットに、かなり近い色になったと思います。

この針が出来るまでに、色々なことを試しながら、上手く焼ける方法を模索していました。
そしてたどり着いたのは、真鍮粉は敷かずに缶に直接針を乗せ、それをペンチでつまみ、アルコールランプの火に直接掛けるという方法です。この方法は、以前の台に乗せるやり方と比べて、火の近くに缶を持っていけるので早く変色をする点と、常にペンチで缶を持っているので様子を見ながら直ぐに火から離せる点が良い所です。

この針が出来た時は、色の変わり始めに火から下ろし、予熱でブラウンとバイオレットの中間にしてから、再度少しずつ火に掛けていって色を調節しました。まさかこんなに上手く行くとは思っていなかったので、温度が下がって色が確定した時は本当に驚きました。

この針が出来て以降も何本か焼いてみたのですが、何れも思った様な色にする事が出来ませんでした。同じ様にやっているつもりなのですが、まだまだ技術が足りていないと思われます。
もっともっと練習をして、安定して美しい色を出せるようになりたいと思います。

銅の缶を使うと良いという話を聞いたので、銅製のメジャースプーンを先日購入しました。この銅スプーンを使って、より良い結果が得られたり、研究に進歩があれば、ここで報告したいと思います。
  • 時計研究

コメント

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2021年
11月29日
14:36

1: mr.hmv

はじめまして
以前テンパーカラーに挑戦したことを思い出しました。
http://clock.world.coocan.jp/page033.html
焼き過ぎたらサンポールで酸化被膜を除去すると元に戻せるので、失敗を気にせずできたのが幸いでした。

2021年
11月30日
20:21

はじめまして。

記事見させて頂きました。
正直、自分とはレベルが違いすぎて恐縮です。
紫に焼くのはやっぱり難しいです。

そして、サンポールで戻せるのも知らなかったです。
教えていただきありがとうございます!

ここのところ仕事が忙しくあまり記事になるような作業が出来ていないのですが、
mr.hmvさんの記事を見てやる気が出てきました。

改めてコメントありがとうございます!

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