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エルプリデイトナの変遷その③2021年05月01日08:31
こんにちは。
今日は、エルプリデイトナの変遷その③として、ブレスとそれに関わる部品について考察したいと思います。
ブレスは、3種類が知られています。
また、ロレゾールと言われるいわゆるコンビや金無垢でも、時代や細かな差異がありますので、それについても述べたいと思います。

MarkⅠ・・・シングルクラスプ(1987年から1992年頃まで、シリアルではR番からN番あたりまで)
クラスプ(ブレスレットの留め具)の構造が、1箇所で止めるタイプのブレスレットです。
ステンレスがオールサテンのブレスレットであるのに対し、金無垢やロレゾールのブレスレットは3連ブレスレットの真ん中のコマがポリッシュされています。
また、ステンレスとロレゾールのブレスレットはコマが中空であるのに対し、金無垢のコマはコマの中が詰まったステンレス無垢のコマとなっています。
ですので、ステンレス16520やロレゾール16523のブレスレットは伸びやすいのに対し、金無垢16528のブレスレットは伸びにくい構造となっています。
金無垢16528やロレゾール16523のブレスレットは時代が違って、1987年から1990年くらい、シリアルではR番からE番くらいまでだけで、その後、すぐに次のMarkⅡに変わります。

MarkⅡ・・・ダブルロックブレスレット①(1993年頃から1999年頃まで、S番あたりからP番初期)
クラスプの構造が2箇所で止めるタイプのブレスレットです。
ステンレスのブレスレットは、真ん中のコマがポリッシュされるようになります。
ダブルロックの部品についている王冠が大きいタイプになります。
金無垢16528がX番あたりからA番前半くらいまで、ロレゾール16523がX番あたりからA番までが、このブレスレットになります。

MarkⅢ・・・ダブルロックブレスレット②(2000年頃、P番)
MarkⅡとの違いはダブルロックの部品についている王冠が小さいタイプとなります。
 
その他、フラッシュフィット(本体とブレスレットをつなぐ部品)が、分離型と一体型とに分かれます。
U番最終あたりから一体型となり、それまでは分離型でした。
なお、金無垢16528のブレスレットは最初からずっと一体型で、分離型はありません。

ムーブメントについてですが、ずっとcal.4030というムーブメントで、これはゼニスのエルプリメロというムーブメントを改良して用いており、そこからエルプリデイトナと勝手に呼んでいるわけです笑。
このムーブメント、細かな仕様変更がされており、初期のR番あたりに搭載されているムーブメントは故障が多くて、その後のムーブメントは改良されているそうです。

ふうっ笑。
ようやくここまで来ました笑。
書いていて、ここまで大変とは思いませんでした笑。
次回は最終回、スペシャルなエルプリデイトナを特集したいと思います!
  • エルプリデイトナ変遷

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