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『赤尾恵利子さん』 ~2022年01月23日06:11

独立靴職人”Ippo ippo”の赤尾さんにお会いした。
赤尾さんの靴は見た瞬間にこちらの気持ちが和む雰囲気を持っている。
木靴のようにぽってりとした立体的なラウンドトゥはどこか北欧的でもある。
トリッペンやビルケンにも通じるややオブリーク・トゥっぽいデザインに加え、
肉厚レザーとダブルソールに英国的なカントリーテイストもMIXされている。
つまり、見た目も履き心地も楽ちんそう、ということだ。
冒頭の2穴式チャッカなんて紛れもない絶品モノ。
今はなき神田の伝説的な名店・平和堂靴店のチャッカを連想する。

***

赤尾さんは異色の経歴の持ち主である。
30歳を過ぎてゼロからのスタート。
前職はメイクの指導員であったそうだから、全くの別世界への転身である。
2011年にご自身の靴工房を立ち上げて10年。
セミオーダーの手縫い式なので完成まで数カ月を要するが、
年齢性別を問わず長年に亘り愛用できる一生モノ。
手入れと使用頻度さえ間違えなければ軽く30年は履けるだろう。

***

幾多の靴職人を育ててきた東京のエスペランサ靴学院は2020年に閉校(関西へ移転)、
加えてコロナ禍もあってか、最近では若者の靴職人離れも目立つそうだ。
決して容易い道ではない職人の世界ではなく、
生きるための糧を短期間で得られる職に就かざるを得ない
現在の厳しい社会情勢も影響しているのではなかろうか。
若者の夢をそうした現代社会が断ち切っていることは何ともやるせない限りだ。

***

時計職人であれ靴職人であれ、その道で生きる職人さんには敬意の念を抱いている。
勝手ながら今回は記念撮影した写真を額装して贈呈させて頂いた。
赤尾さんの今後のご活躍を祈念いたします。


  • スタイル

コメント

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2022年
01月29日
22:19

ここ、大阪のお店なんですね。
確かにトリッペンに、似てます。
が、素朴な感じがサボを思い出させましたね。

また増えましたね、いい革靴w

2022年
01月30日
06:45

1枚目写真は1穴式。こんなデザイン、初めて見ました。
サボ=北欧的、ですよね。

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