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我が永遠のCOSMOTRON!2022年04月22日22:26

もし、私の最初の腕時計としてこの時計を選ばなかったら、ここまで永く時計趣味を続けられていただろうか?

未来の夢の時計だと言われて登場したQUARTZ時計が、まだまだ高価で一般に普及するまで時間が掛かると思われた時代に登場した、電磁テンプ式腕時計。
その中でもCOSMOTRONは、電磁テンプ式電池時計の完成形として、無接点式で常用で使える10振動駆動をものにしていた。

ゼンマイ駆動機械式にとって代わる電池式の未来の時計として誕生した電磁テンプ式。
但しその精度は高級クロノメータークラスの機械式並みで、月差1分以内ならば優秀と言えるものであった。
回転するテンプを使うことの欠点は機械式と変わらず、あっという間に低価格帯で普及したQUARTZ時計には、精度やメンテ間隔や耐衝撃性も含めてまったく歯が立たないことは明白だった。
誕生時から運命付けられた、QUARTZ時計の一般普及までの狭間の時計。

しかし、開発メーカーは決して手を抜かなかった。
これも次世代の時計だと信じ、時計を止めずにリューズをプッシュするだけでカレンダー調整ができる便利さや、リューズを引いておけば完全に電流がシャットアウトされ、電池は外された状態と同じになり消耗防止となるなど、今現代のボタン電池採用時計の機能よりも勝っている点多しである。

一般の人のための未来の時計。
10振動なのに、画像の時計達は衰えることなく日差数秒で動く。それも2年以上も!。
その圧倒的耐久性は、手持ちでSPECIAL3本を加えて7本あるのにどれも不具合無しである
耳を当てれば、歯切れのよい高速振動音が聞こえる。
知らない人からみれば、約2年間も止まらないカチコチ鳴って動いている、まさに機械式テンプ駆動時計である。

今世の中で、どのくらいの数のCOSMOTRONが現存し動き続けているのか分からない。
COSMOTRONは1970年代初頭の時計達であり、手持ちのダブルネームのX8などは50年を過ぎている。
トランジスタ制御でボタン電池を動力源とし、電磁石のオン・オフでテンプを回転させ調速する機械と電子のハイブリッドウォッチ。

QUARTZ以外では音叉ばかりが注目されるけれど、この味、動きが大好きで、今の技術で限定復刻してくれたらなと、大切な手持ちのCOSMOTRON達に触れながら、一ファンとして願わずにはいられないのである。
  • 腕時計全般
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コメント

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2022年
05月01日
12:40

1: masa

とても落ち着く雰囲気ですね
私も今の技術で復刻してくれたら買います(^-^)
でもお高くなるのでしょうね(^-^;

2022年
05月01日
18:22

masaさん。
>とても落ち着く雰囲気ですね
こういうデザインも、古き良き時代の・・・・と言えるかも知れません。
特に70年代は、文明の進化を予見して多種多様のデザインを用いていたから楽しめます。

>私も今の技術で復刻してくれたら買います(^-^)
QUARTZで、ついに年差一秒まで到着したCITIZENだからこそ、再挑戦も込めて限定で出てくれたらなと思います。
値段は・・・・欲しがる人は極少数でしょうね。
電磁テンプ式は時計趣味人でも余程の人じゃないと知らないようですし、ましてや動く実物を見た!ということなら更に極小でしょうから。

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