【結果発表】読者の選ぶ時計ランキング“旅に出たくなるワールドタイムウォッチ”

FEATURE読者ランキング
2023.12.21

『クロノス日本版』の定番企画に連動して始まった、読者の選ぶ「Chronos Top10 Watches Rankings」。今回は「旅に出たくなるワールドタイムウォッチ」のテーマで実施したアンケートの結果発表を行う。長い新型コロナウイルス禍が過ぎた今、旅へといざなうNo.1の時計とは?

ワールドタイムウォッチ 人気 ランキング


注目の結果発表!

 『クロノス日本版』の定番企画、「Chronos Top10 Watches Rankings」。選考委員がテーマに沿って、それぞれオススメモデル10本を選出。その中で、得票したベスト10を決定するという企画だ。読者ランキングは、このベスト10の中からwebChronos読者が、それぞれの1位を選び、投票してもらうという趣旨である。

 今回は「旅に出たくなるワールドタイムウォッチ」がお題。ワールドタイムウォッチは、世界24タイムゾーンをひとつの時計で同時に表示させる機構だ。意匠としては各国の都市名や世界地図があしらわれたモデルが多く、独創的だ。趣味性が高く、手掛けるブランドは多いとは言えない。しかし、今回のランキングにも、多くの票とコメントを寄せてもらった。

 投票結果は2023年12月14日から12月18日までの期間で集計している。なお、選者によるランキングと比較して、順位が上がったモデルには上向き矢印を、順位が下がったモデルには下向き矢印を、同順位のモデルには右矢印を見出しの前に付けた。


↘︎第10位
ルイ・ヴィトン/エスカル ワールドタイム

本誌ランキングでの順位:5位
エスカル ワールドタイム
自動巻き。18KWGケース(直径41mm)。30m防水。

[読者の投票理由]
・旅に出なくても、旅の気分を味わえる時計。これはうまい。
・この時計を見ていると華やかなダイアルで、ワクワクしてきて世界を旅している気分になるから。


↘︎第10位
モンブラン/スターレガシー オルビス テラルム

本誌ランキングでの順位:9位
スターレガシー オルビス テラルム
自動巻き(Cal.MB 29.20)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径43mm、厚さ13.84mm)。5気圧防水。

[読者の投票理由]
・ワールドタイムでデザインが好き。


↘︎第8位
IWC/パイロット・ウォッチ・タイムゾーナー・クロノグラフ

本誌ランキングでの順位:7位
パイロット・ウォッチ・タイムゾーナー・クロノグラフ
自動巻き(Cal.89760)。39石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約68時間。SSケース(直径46mm、厚さ16.8mm)。6気圧防水。

[読者の投票理由]
・パイロットウォッチで躍動感がある。
・両面無反射コーティングガラスがとても視認性が高い。悪目立ちしないのでどこの国でも安心して着けていける。ベゼルを回すだけで時針も動く機構はそれだけで、思いをはせる事ができる。12時位置のストップウォッチをデュアルタイム代わりに使える。(IWCのアフターサービスとして)永久修理が可能。
・ベゼルを回すワクワク感が良いです! あまり売ってないですね。


↗︎第8位
ジャガー・ルクルト/ポラリス・クロノグラフWT

本誌ランキングでの順位:10位
ポラリス・クロノグラフWT
自動巻き(Cal.752A)。37石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。Tiケース(直径44mm、厚さ12.5mm)。10気圧防水。

[読者の投票理由]
・視認性、防水性、パワーリザーブなどの実用性を兼ね備えており、しかもクロノグラフも付いていて何かと便利。一方クロノグラフを止めていると秒針は無い点も良い。急ぐ必要の無い優雅な旅を演出してくれる、唯一無二の憧れのモデルのため選んだ。
・Owner! That it.


↘︎第6位
ブルガリ/オクト ローマ ワールドタイマー

本誌ランキングでの順位:3位
オクト ローマ ワールドタイマー
自動巻き(Cal.BVL 257)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径41mm、厚さ11.35mm)。100m防水。

[読者の投票理由]
・ワールドタイマーは世界地図が描かれるものが多いが、あえてオールブラックでまとめてソリッドな地名表記のみ刻むこの時計の方が、むしろリアルに「旅先で着けている姿」を想像できるから。
・ジーンズにもジャケットにも似合う万能時計。100m防水で気軽に着けられます。文字盤の視認性が意外と良いです。人とはまず被りません。
・なにしろカッコイイ 。それでいてお買い得感ある価格。


↗︎第5位
エルメス/アルソー ル タン ヴォヤジャー

本誌ランキングでの順位:8位
アルソー ル タン ヴォヤジャー
自動巻き(Cal.H1837)。28石(うちモジュール部分に7石)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。SSケース(直径38mm)。3気圧防水。

[読者の投票理由]
・ワールドタイムはパテック フィリップが究極だと思うが、旅に出たくなるというテーマであればこれが良い。何よりもワクワクするし、高揚感で外の世界へ飛び出したくなる。
・あの機構が旅を彩ってくれそう。
・今までのワールドタイマーとは違うギミックなので。
・浮かぶ文字盤が旅人自身を表しているようで美しい。

エルメスの世界観を凝縮した詩的なワールドタイム「アルソー ル タン ヴォヤジャー」

https://www.webchronos.net/news/79346/


↗︎第4位
A.ランゲ&ゾーネ/ランゲ1・タイムゾーン

本誌ランキングでの順位:6位
ランゲ1・タイムゾーン
手巻き(Cal.L141.1)。38石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KWGケース(直径41.9mm、厚さ10.9mm)。3気圧防水。

[読者の投票理由]
・非対称なのに、絶妙なバランスでタイムレスなデザイン。
・ランゲ1のデザインのユニークさとバランスの良さを保ったままワールドタイムを実現させているところと、なおかつ視認性も良いところがトータルパッケージとして素晴らしい。
・プッシュボタンで第2時間帯の時刻を簡単に切り替えることができる上に、ホームタイム・ローカルタイムともに昼夜の区別についても示され、さらにサマータイムの有無についても視認できるのは、この機能を使いたいがために時差がある国へ旅に出かけたくなる気持ちにさせるのに十分。また、実用面でも欧米とのオンライン会議などの時刻確認にも重宝でき、プッシュボタンでの第2時間帯の切り替え・確認の手軽さは、スマホが必須になった今でも、スマホ取り出し・アプリ切替え・画面タッチ/スクロールと比較しても、より早く確認できるのでは? と思われる。さらにこれらの機能を24都市リングの追加のみに留まって、いつものランゲスタイルのダイアルに落とし込んでいるところも好感が持てる。
・第2時間帯が独立してデザインされているが、第1時間帯と一切被ることなくデザインされており秀逸。
・TPOを問わないと思えるから。