オリスより、廃漁網をアップサイクルした新型の「アクイスデイト」が発表

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2023.08.31

オリスは、廃漁網をアップサイクルしたダイアルを採用する新型の「アクイスデイト」を2023年9月に発売する。本作は、社会企業ブレスネットとのコラボレーションによって実現したモデルだ。機械式自動巻きムーブメントを搭載し、2種類のケースサイズでラインナップされる。


海の生き物たちに深刻な被害を与える廃漁網を神秘的なダイアルへと生まれ変わらせる

 オリスより、廃漁網をアップサイクルする社会企業ブレスネットとのコラボレーションによる「アクイスデイト」の新作が発表された。オリスはこれまでにもPETプラスチックをダイアルにアップサイクルしたモデルや、廃棄されてしまっていた野生鹿の皮を原料としたレザーストラップ、売上の一部を寄付金に充てるスペシャルエディションをリリースし、環境保護活動に積極的に関わってきた。

オリス アクイスデイト

ブレスネットは、ベンジャミン・ウェンケが2015年に創業した社会企業だ。ウェンケ氏は、休暇でダイビングに訪れた際に廃漁網がもたらす海への悪影響を目の当たりにし、その問題を解決するためにブレスネットを立ち上げた。同社は廃漁網をアップサイクルし、ブレスレットやバッグ、キーホルダー等の製品を生産している。

 今回発表された新作では、年間数百万トンが海に廃棄されていると言われている廃漁網をダイアルの原料に採用している。廃棄された廃漁網は4~500年も海中を漂い続け、海で暮らす生き物たちに深刻な被害をもたらす。そんな問題に気付き、ブレスレットとしてアップサイクルを始めた社会企業がブレスネットだ。オリスとブレスネットは、環境保護への姿勢を同じくするパートナーとして、廃漁網を神秘的なダイアルへと生まれ変わらせた。

 まるで万華鏡のようなマーブル模様のダイアルは、グリーン、ブルー、ホワイトの廃漁網の切れ端をゆっくりと溶かして冷却し、薄いプレート状にした上で切り抜きと研磨を経て仕上げられている。その製造方法から、同じ模様の個体は1つとして存在せず、それぞれが唯一無二の個性を備えている。

オリス アクイスデイト

ダイアルには、ブレスネットとのコラボレーションによる廃漁網が用いられている。43.5mmケースモデルのブレスレットのクラスプには、エクステンション機能が備わっており、簡単に長さを延長することが可能だ。自動巻き(Cal.Oris733)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径43.5mm)。30気圧防水。38万5000円(税込み)。2023年9月発売予定。

オリス アクイスデイト

コンパクトな36.5mmケースモデルも用意されている。製法上、ダイアルの模様には個体差がある。自分好みの1本を探すのも本作の楽しみ方の1つだ。自動巻き(Cal.Oris733)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径36.5mm)。30気圧防水。38万5000円(税込み)。2023年9月発売予定。

 30気圧防水を誇るステンレススティール製のケースは、直径43.5mmと36.5mmの2種類が用意されている。ムーブメントはどちらも同じ機械式自動巻きのCal.Oris733を搭載し、6時位置にはデイト表示を配している。同社を象徴するレッドローターは、シースルーバックから鑑賞することが可能だ。

オリス アクイスデイト

裏蓋はシースルーとなっている。機械式時計ならではのテンプの動きと、同社のシンボルであるレッドローターを鑑賞することが可能だ。



Contact info:オリスジャパン Tel.03-6260-6876


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