GS威風堂堂

2018.10.04

高精度の原点〝クォーツ・フォレスト〟を文字盤に
HERITAGE COLLECTION

 スポーティーさを強調した9FクォーツGMTモデルのスポーツコレクション。しかし、オーソドックスなヘリテージコレクションにも、GMT付きの9F86が搭載された。文字盤外周の見返しをなくすことで、文字盤の面積を拡大。その結果、いっそう高い視認性を得ている。また、9Fの25周年を記念したモデルに相応しく、ユニークな文字盤も与えられた。

SBGN007

ヘリテージコレクション
キャリバー9F 25周年記念限定モデル SBGN007
ヘリテージコレクションより登場したキャリバー9F25周年記念限定モデル。オーソドックスなデザインにGMT 機能を加えた限定版である。“クォーツ・フォレスト”をイメージしたグリーンの文字盤を持つ。年差±5秒。クォーツ(Cal.9F86)。SS(直径40.0mm、厚さ12.1mm)。10気圧防水。世界限定1200本。33万円。10月12日発売予定。

 年差±10秒以内を実現する9Fクォーツ。その鍵となるのが、グランドセイコー用の水晶振動子である「C-004RC」だ。製法自体は、通常の水晶振動子に同じ。しかし、温度特性で水晶振動子を分類した後、優れた個体のみにエージングを施すことで、水晶振動子の性能を安定させている。具体的には、湿度50%、温度25℃の恒温室で約3カ月間電圧をかけて人為的に経年変化を与え、水晶の性質を安定させている。その際、すべての水晶振動子は、個別にモニタリングされ、基準に満たない個体は省かれる。

 水晶振動子に使われる人工水晶は日本製だ。アルカリ水溶液を満たしたオートクレープ(加圧窯)内で、約360℃、約1100㎏/㎠という条件を与えて生成される人工水晶は、完成して引き上げた様子が〝クォーツ・フォレスト〞と称される。

 今回、9F25周年モデルのSBGN007に採用されたのは、その「森」をイメージしたグリーンの文字盤である。「GS」と「9F」のパターンを型打ちした文字盤にグリーンのラッカー塗装で彩色が施される。文字盤の製造に独自のノウハウを持つセイコーエプソン製だけあって、グリーンの発色は極めて良好な上、地に敷かれた細かなエンボス模様も、決して視認性を悪化させない。

 1993年の発表以来、今なお量産型クォーツの最高峰であり続ける9Fクォーツ。そこにGMTと時針単独修正機能、スリムなケース、そして今のセイコーにしか作り得ない精緻な文字盤を加えた本作は、9F搭載機の中で、最も望ましいもののひとつ、と言えるだろう。

オートクレープ(加圧窯)から引き上げられた人工水晶。その様子が水晶の大樹のように見えることからGS企画チーム内で“クォーツ・フォレスト”と呼んでいる。それをフォレストグリーンという特別カラーで文字盤に表現した。

文字盤には、1970年代に用いられたクォーツマークをモチーフに「GS9F」がモノグラムパターン化され、型打ちされる。ただし、25分の位置にのみ、9Fクォーツ25周年を記念して「9F25」と配される。また、GMT表示の下には年差±5秒まで精度を高めた証しであるファイブ・ポインテッド・スターがあしらわれる。



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