2020年 IWCの新作時計

FEATURE2020年新作時計
2020.04.26

ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー・トゥールビヨン

IWC ポルトギーゼ トゥールビヨン

IWC「ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー・トゥールビヨン」
自動巻き(Cal.51950)。54石。1万9800振動/時。パワーリザーブ約168時間。18Kアーマーゴールド(直径 45mm、厚さ 15.3mm)。3気圧防水。世界限定50本。ブティック限定。1188万円(税別)。他にRef.IW504505(プラチナ、世界限定50本、1374万円)がラインナップ。

Cal.51950

 トゥールビヨンと永久カレンダーを搭載したモデル。搭載する自動巻きのIWC自社製キャリバー51950のトゥールビヨン機構は82個の部品で構成されており、トゥールビヨンキャリッジの重さはわずか0.625gである。トゥールビヨンを12時位置に配するために、カレンダーモジュールの先送りリングを切り抜き、6時位置の月表示にムーンフェイズを組み込んでいる。18Kゴールド製ローターを備えた自動巻きながら、パワーリザーブは約168時間(=約7日間)と長いため、うっかり時計を止めてしまうことも少ないだろう。パーペチュアルカレンダー搭載機にとって重要な要素のひとつである。ムーンフェイズ機構は577.5年につき誤差1日分の高精度なものを採用する。バリエーションとして、従来の18Kレッドゴールド合金よりも高硬度を実現した18Kアーマーゴールドを採用したケースを備えるブティックエディションと、プラチナ製ケースを備えたモデルを用意する。

ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー・トゥールビヨン




ポルトギーゼ・トゥールビヨン・レトログラード・クロノグラフ

ポルトギーゼ・トゥールビヨン

IWC「ポルトギーゼ・トゥールビヨン・レトログラード・クロノグラフ」
自動巻き(Cal.89900)。42石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約68時間。Pt(直径 43.5mm、厚さ16mm)。3気圧防水。世界限定50本。1270万5000円(税別)。他にRef.IW394005(18Kアーマーゴールド、ブティック限定、世界限定50本、1084万5000円)がラインナップ。

 トゥールビヨンにレトログラード日付表示とフライバッククロノグラフを搭載したモデル。6時位置にフライングトゥールビヨン、9時位置にレトログラード日付表示、12時位置に12時間と60分の同軸積算計を持つ。ふたつのバリエーションが用意され、ひとつはマリンスポーツにインスピレーションを得たブルー文字盤に、従来のレッドゴールド合金よりも高硬度を実現した18Kアーマーゴールドを採用したケースを備えるブティックエディションである。もうひとつはシルバーメッキの文字盤にプラチナ製ケースを採用する。搭載する自動巻きのIWC自社製キャリバー89900は、フライングトゥールビヨンの動きを停止することができる。また、アンクルレバーとガンギ車に特殊コーティングを施すことで摩擦抵抗を低減し、エネルギー効率を高めている。

ポルトギーゼ・トゥールビヨン・レトログラード・クロノグラフ
Cal.89900




ポルトギーゼ・ヨットクラブ・ムーン&タイド

IWC「ポルトギーゼ・ヨットクラブ・ムーン&タイド」
自動巻き(Cal.82835)。22石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KRG(直径44.6mm 、厚さ14.4mm)。3気圧防水。358万円(税別)。

 ヨットデッキでの活動時にも、陸に上がってからのひとときにも良きパートナーとなる、高い堅牢性を備えたポルトギーゼ・ヨットクラブ。同コレクションにIWC初となるタイド表示機能を搭載したモデルが追加された。マリンスポーツにおいて重要な次の満潮と干潮の予想時刻を6時位置のサブダイアルに表示し、12時位置のダブルムーンフェイズ表示には、大潮と小潮だけでなく、潮流の強さに関する情報も表示可能とした。IWC自社製キャリバー82835の巻き上げ機構にはおなじみのペラトン機構を採用。


IWCポルトギーゼの魅力や特徴とは。主なモデル4選とともに紹介

https://www.webchronos.net/features/42052/