宇宙からインスパイアを得た時計8選

FEATUREWatchTime
2021.01.07

オメガ
「スピードマスター ムーンウォッチ 321 プラチナ」

 50年前、アポロ11号の宇宙飛行士、ニール・アームストロングはアポロ11号の月着陸船、イーグルから月面に降り立った。「人間の小さな一歩だが、人類にとって大いなる飛躍」を示しただけでなく、オメガのスピードマスターに、月面で着用された初めての腕時計という歴史を与えたのである。スピードマスターの節目を祝う2019年は、アイコニックな「ムーンウォッチ 321 プラチナ」の発表で更なる盛り上がりを見せた。このモデルで復活となったキャリバー321は1957年のスピードマスターに初搭載されたムーブメントである。

ムーンウォッチ

オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ 321 プラチナ」。手巻き(Cal.321)。17石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約50時間。Ptケース(直径42mm)。XXm防水。アリゲーターストラップ。638万円(税別)。(問)オメガお客様センター Tel.03-5952-4400


ローマン・ゴティエ
「プレスティージ HMS ステンレススチール」

 ローマン・ゴティエが同社初のステンレススティールモデルに合わせたのは、1931年にオーストラリアで発見された、鉄隕石であるメテオライトの文字盤だ。この文字盤は、ケース背面にフラットなリュウズを備える自社製ムーブメント搭載の手巻きの時計に採用された。リュウズの存在が無い分、時計を見る者はその注意を余すところなく文字盤の不規則な模様に向けることができる。

プレスティージ

ローマン・ゴティエ「プレスティージ HMS ステンレススチール」。手巻き(Cal.HMS 2206)。22石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径43mm、厚さ12.1mm)。1気圧防水。世界限定10本。1000万円(税別)。(問)スイスプライムブランズ Tel.03-4360-8669


ジラール・ペルゴ
「コスモス」

 ジラール・ペルゴの「コスモス」では、3時位置にある24時間目盛りで、第2時間帯の読み取りとデイ&ナイトの表示を行うことができる。この目盛りは地球が描かれた小さな球形をしており、1日1回転する。一方、9時位置の球は地球の自転と同速度の23時間56分4秒ごとに1回転し、12星座を表示する。6時位置で回転するのはトゥールビヨンだ。時計の針と、星、地球の大陸は蓄光塗料により暗所で青く光る。また同様に文字盤にもタイムラプス撮影による星の軌跡のようにあしらわれた。

コスモス

ジラール・ペルゴ「コスモス」。手巻(Cal.GP09320-1098)。52石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。Ti(直径47mm、厚さ22.32mm)。3気圧防水。アリゲーターストラップ。3256万円(税別)。(問)ソーウインドジャパン Tel.03-5211-1791



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