ブライトリングのナビタイマーを知る。おすすめモデル8選と歴史的モデル

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2021.08.26

ナビタイマーのおすすめモデル

ナビタイマーのモデルは、名称で違いが判断しにくいかもしれない。ここでは、ナビタイマーB01をベースにした日本限定モデルと、B01、B03それぞれのフラッグシップモデルを紹介しよう。

ナビタイマー クロノグラフ 43 シルバーグレイ

「ナビタイマー01 シルバーグレイ」は、シルバーのダイアルにグレーのインダイアルという組み合わせの日本限定モデルだ。

ナビタイマー クロノグラフ 43 シルバーグレイ

ブライトリング「ナビタイマー クロノグラフ 43 シルバーグレイ」
自動巻き(Cal.01)。47石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SS(直径43mm)。3気圧防水。ナビタイマーブレスレット。114万4000円(税込)。日本限定。生産終了。

ナビタイマー B01の定番モデルはブラックのダイアルにシルバーのインダイアルという組み合わせだが、これを反転した配色である。

ムーブメントはCal.01を採用しており、機能的には変わらない。両方向回転ベゼルとCOSC公認クロノメーターを搭載し、汎用性の高いフェイスになったことで、ビジネスシーンでも使いやすいモデルといえるだろう。

ナビタイマー B03 クロノグラフ ラトラパンテ 45

「ナビタイマー B03 クロノグラフ ラトラパンテ 45」は、「Cal.B03」を採用したスプリットセコンド・クロノグラフ搭載の上位モデル。

ナビタイマー B03 クロノグラフ ラトラパンテ 45

ブライトリング「ナビタイマー B03 クロノグラフ ラトラパンテ 45」
自動巻き(Cal.B03)。46石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18Kレッドゴールド(直径45mm、厚さ15.73mm)。3気圧防水。アリゲーターストラップ。302万円(税別)。

ケース径は45mmと大ぶりで、計器としての洗練されたフェイスと相まって存在感が際立つ。現行モデルはステンレススティール製のケースが3種、18Kレッドゴールド製のケースが2種の5色展開となっている。

ダイアルにウイングロゴこそないものの、ラトラパンテを求めるならこちらという選択もできるだろう。

ナビタイマー B01 クロノグラフ 43

これをベースにした航空会社とのパートナーシップモデルなど複数のバリエーションがあるケース径43mmの定番モデルだ。

ナビタイマー B01 クロノグラフ 43

ブライトリング「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43」
自動巻き(Cal.B01)。47石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SS(直径43mm)。3気圧防水。ナビタイマーブレスレット。97万円(税別)。

現行モデルは、ケースの素材違いでステンレススティール、18Kレッドゴールド、ベゼルが18Kレッドゴールドでケースがステンレススティールのモデルをラインナップ。また、ダイアルにウイングロゴを配置した日本限定モデルも選べる。

18Kレッドゴールドのケースにブラックアリゲーターストラップという、ドレッシーなナビタイマーがあることにも注目したい。

 

復刻モデルもおすすめ

1952年の発売から進化を続けてきたナビタイマーには無数のモデルがあり、現在もブライトリングのフラッグシップコレクションとして人気が高い。

ここでは、現行コレクションで購入できる復刻モデル3種を紹介しよう。

ナビタイマー Ref. 806 1959 リ・エディション

約60年前に発売された1959年版ナビタイマー「Ref.806」のデザインを再現した復刻モデル。

Ref. 806 1959 リ・エディション

ブライトリング「ナビタイマー Ref. 806 1959 リ・エディション」
手巻き(Cal.B09)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SS(直径41mm)。3気圧防水。レザーストラップ。96万円(税別)。世界限定1959本。

アラビックインデックス、「錨」のないアロー型針、平面的なウイングロゴなど、現行モデルにはないレトロな趣が楽しめる。

見た目こそ初期モデルそのものだが、ムーブメントにはCal.01をベースにしたCal.B09を採用しており、機能面では現代的にブラッシュアップされていることに注目。

風防はサファイアクリスタル製ではなくドーム型のヘサライト製風防であるため、ダメージには注意したい。

ヘリテージ

「ナビタイマー ヘリテージ」は、ナビタイマーの歴史を讃えて発売された特別なモデルだ。初期モデルのデザイン要素を取り入れながらも、随所に現代的で洗練された解釈が見られる。

珍しいバトン型針を採用し、先端を細く伸ばすことで計器としての視認性を高めている。

ナビタイマー ヘリテージ

ブライトリング「ナビタイマー ヘリテージ」
自動巻き(Cal.13)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SS(直径42mm)。3気圧防水。ラバーストラップ。生産終了。

ムーブメントは、ブライトリングが愛用してきたETA7750をチューンアップしたCal.13を採用した。また縦3つ目のダイアルデザインを採用するのもナビタイマーの歴史を感じさせる。

ケース径は42mmで、スタンダードなモデルよりわずかに小さい。

ナビタイマー クロノグラフ 41

オリジナルのナビタイマーよりも一回り小さい41mmケースを採用したモデル。ダイヤルと同色のサブダイヤルを採用するなど、オリジナルに近いデザインを採用しているのが特徴。

ナビタイマー クロノグラフ 41

ブライトリング「ナビタイマー クロノグラフ 41」
自動巻き(Cal.13)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SS(直径41mm)。3気圧防水。レザーストラップ。65万円(税別)。

小さいケースに、「ナビタイマー」には欠かせない両方向回転ベゼルと、COSC 公認クロノメーター認定のキャリバー13を搭載しており、パイロット御用達の計器としての腕時計の歴史を継承している。

ケースはスチール製のほか、18Kレッドゴールドのコンビも用意。ダイヤルはブラック、マーキュリーシルバー、オーロラブルーが選択できる。

モンブリラン 38

1942年に発表された初代クロノマットのデザイン要素を復刻したモデル。インダイアルの数字の配列や、中央の赤いデシマルメーターは、発売当初の姿を現代に伝える。

モンブリラン 38

ブライトリング「モンブリラン 38」
自動巻き(Cal.41)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SS(直径38mm)。3気圧防水。SSナビタイマーブレスレット。74万円(税別)。

12時間積算計を追加したり、プッシュボタンが円筒形になっていたりと、現代的な変更は随所に見られるが、ナビタイマーの古き良き伝統をよく感じられるモデルといえるだろう。

ケース径は38mmと小ぶりであり、性別にかかわらず身に付けられる点もポイントだ。