CASIO ウォッチメイキングの神髄　Vol.1 カラー（COLOR）

“強さ”に“美しさ”が加わったNew「MT-G」

2020年秋の新作で注目したい「C」＝「カラー」にフォーカスしたカシオの腕時計は、オシアナスだけに留まらない。メタルと樹脂、ふたつの素材を使って機能美を追求した“大人のためのG-SHOCK”「MT-G」の最新モデル、「MTG-B2000」シリーズにおいても、その挑戦と革新は実現されている。

別体構造が実現したビビッドカラー

　G-SHOCKの「MT-G」はメタルと樹脂、ふたつの異素材の融合をテーマにしたプレミアムライン。そして最新モデルである「MTG-B2000」シリーズは、内部のモジュール（ムーブメント）から完全に新設計された2年ぶりとなる待望の新作だ。

　このモデルにも「カラー」に関するこれまでにない挑戦と革新が込められている。それが、ひと目見ただけでビビッドなレッドとブルーのIP（イオンプレーティング）加工を施した12角形のベゼルだ。これはこのモデルから新たに開発された「デュアルコアガード」と呼ばれる新・耐衝撃構造を採用することで実現できたものである。

　デュアルコアガード構造とは、内部のモジュール（ムーブメント）を新たにカーボンで強化した樹脂製のモノコックケースに収めて保護し、その外側をメタル製のカーゴ型アウターケースでガード。さらにサファイアクリスタル風防をはめ込んだメタル製のベゼルを上からビスで押さえることで、同ラインの名作「MTG-B1000」シリーズと同じ「トリプルGレジスト」機能（耐衝撃・耐遠心重力・耐振動）を備えながらも、約15％もの軽量化を成し遂げた新技術だ。

　これは裏蓋のないカーボン強化樹脂製モノコックケースを採用したことで、文字盤側からモジュールにアクセスする必要が生まれ、取り外せる文字盤とその下のモジュールに文字盤側からしっかり蓋をするため、ベゼル部分を別体構造にしたことから可能になったことである。

　こうした構造の進化を「カラー」からの視点で捉え、革新に挑戦するのもカシオの時計作りの神髄だ。

メタル＆ニューカラーでよみがえった伝説のアナデジモデル

「CMF」の「C」=「カラー」にフォーカスして挑戦と革新を行い、これまでにない新境地を拓いた、ぜひ注目したい2020年秋の新作モデルは他にもある。伝説の“アナデジ”モデルの復刻＆進化版「AWM-500」シリーズだ。

異次元の進化を遂げた初の“アナデジ”モデル

　G-SHOCKにはいくつか、技術やデザインのターニングポイントになった歴史的な名作がある。1989年に登場した、G-SHOCKの歴史上初めて“アナログ針による時刻表示”を実現した「AW-500」シリーズもそのひとつだ。文字盤の下側に液晶ディスプレイを備えているので正確には“初のアナデジ”モデルだ。

　このモデルはこれまで何度か復刻されてきたが、2020年秋、樹脂モデルが定番として復活すると共に、フルメタルモデルが新たに開発され、登場した。

　そしてこの復活した樹脂モデルに加え、新たに開発されたフルメタルモデル「AWM-500」シリーズも、「CMF」の「C」=「カラー」にフォーカスしたカシオの挑戦と革新から生まれた傑作だ。

　樹脂モデルでは1989年のオリジナルモデルの基本デザインをきちんと継承し、リファインした復刻版に加えて、当時は存在しなかった液晶ディスプレイまでオールレッド、オールブラックのクールな新カラーモデルも登場。

　さらに新開発のメタルモデルでは、最もインパクトのある写真のブラックダイアルにゴールドカラーのケースとブレスレットを組み合わせたモデルや、文字盤からケース、ブレスレットまですべてがシルバーのモデルまで、メタル素材ならではの“カラーの冒険”に果敢に挑み、樹脂モデルとは異次元の魅力を持つ新しいG-SHOCKが誕生した。

「CMF」の「M」=「マテリアル」だけでなく、同時に「C」=「カラー」でも果敢に挑戦と革新を実行する。これもカシオのウォッチメイキングの神髄だ。