バーゼルワールド /シチズン Cal.0100搭載コンセプトモデル

FEATURESIHH2018
2018.04.04

 シチズンが発表した“究極の精度を持つ”年差クォーツムーブメント。その精度はなんと年差±1.0秒だ。この数字を実現するために、一般的なクォーツ式ムーブメントが使用する「音叉型水晶振動子」ではなく、シチズンは「ATカット型水晶振動子」を採用している。この水晶振動子は838万8608ヘルツという超高振動(前述の音叉型は3万2768ヘルツ)で動き、さらに温度変化と姿勢差の影響を受けにくい。年差±1.0秒という高精度は、これらの要素を持ち合わせたからこそ実現できたものだ。もちろん、この高振動で動くATカット型水晶振動子を採用すると、それだけ電力の消費量が増える。そのため、同ムーブメントの開発には光発電が可能なエコ・ドライブの存在が大きかったことは言うまでもない。また、一切の充電ができない状態でも動かし続けるため、シチズンは徹底した省電力化にも力を注いだ。結果、一度のフル充電から暗闇でも6カ月稼働するだけの持続性を得ることに成功したという。

シチズン「Cal.0100搭載コンセプトモデル」。
光発電エコ・ドライブ(Cal.0100)。
17石。
年差±1秒。
参考商品。

シチズンの新作一覧へ


SATELLITE WAVE GPS F990

Contact info: シチズンお客様時計相談室 フリーダイヤル 0120-78-4807