1770年、当時のフランスを代表する思想家であり、実業家でもあったヴォルテールがジュネーブ近郊に設立した時計製造工場をルーツとする。1776年には、ムーブメントやケース製造、エナメル装飾に携わる職人を100人ほど抱え、数千点ものタイムピースを出荷するに至った。1778年、彼の没後にブランドは途絶えるが、時を経た2010年、アレクシス・グーテン、ダヴィド・グーテン、マーク・グーテンらによって現代によみがえる。ヴォルテールの唱えた自由と独立の精神をベースに、強烈な個性を持ったタイムピースを自社生産する真のマニュファクチュールである。