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Credor クレドール

1974年、貴金属を使用した複数のモデルをグループ化して「セイコー クレドール」が誕生した。ブランド名はフランス語で「黄金の頂き」を意味し、繊細さや精密さ、気配りなど、日本人の感性や美意識をテーマにしたデザインを、高度な技術と長年にわたって培ってきた伝統的な職人技によって実現することをコンセプトとする。

「叡智Ⅱ GBLT998」は、現代の名工が多数在籍するセイコーエプソン(株)のマイクロアーティスト工房による作品だ。冷間鍛造した18Kピンクゴールドのケースに、同社が得意とするザラツ研磨を施して歪みのない曲面を持たせ、インデックスとブランドロゴを手作業によって描いた白の磁器ダイアルを備える。搭載されるムーブメントは手巻スプリングドライブのCal.7R14で、工房のロゴマークを花びらのように並べた形状に肉抜きした香箱が目を引く。均一に施されたプレート部の筋目とエッジ部の深く広い面取りがコントラストを成す。「GBAQ961」は、クレドール専用の厚さ1.98mmの薄型手巻きムーブメントCal.6870を、機械の薄さを活かした7.1mmの18Kホワイトゴールド製ケースに搭載するモデルである。ダイアルは、半透明のエナメルを通して、ベースとなる板に施された模様を見せる「バスタイユ技法」を採用し、奥行きと深みのある質感を表現している。多彩なレディースモデルをそろえているのもクレドールの特徴であり、ペアウォッチの設定もある「リネアルクス」コレクションのジュエリーウォッチ「GTAW957」は、水をデザインモチーフにした18Kホワイトゴールド製ケースのモデル。ダイヤモンドの高さと傾きを精密に調整し、文字盤からラグに至るまで隙間なく敷き詰めており、長年の宝飾時計作りの歴史が色濃く表れている。2019年よりブランドコンセプトとして"Allure of Luxury"を掲げ、日本の美意識を取り入れた魅惑的なラグジュアリーブランドを目指した時計作りを行っている。

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