時計用語辞典

エンジニアリング・プラスチック

Engineering plastic

耐熱性に優れていて、強度の高い合成樹脂。エンプラともいう。成形が簡単なため、l970年代以降金属部品から置き換わった。軽いため、モーターのトルクが小さいクォーツに使われる場合がほとんどである。時計が主に使用するのはポリフェニレンスルフィド(地板・受け用)、ポリカーボネイト(歯車用)、ボリアセタール(歯車用)など。メリットは大きいが、基本的に注油できないため耐久性に欠ける。