時計用語辞典

スーパールミノバ

Super luminova

蓄光塗料の一種。N夜光とも。根本特殊化学の開発商品。自発光する今までの塗料に対し、外部からの光を吸収して発光する。代表的な自発光塗料であるトリチウムと比較した場合、残光時間と輝度が10倍以上高く、照度500ルクスの光を10分間吸収しただけで、315時間発光する能力を持つ。また、衝撃で剥落しにくいうえ、塗料の色調を変えることも可能。放射性塗料であるトリチウムの代替品として、日本では97年前後に採用が始まった。スイスの時計メーカーも2000年前後から採用。現在ほとんどの夜光塗料がスーパールミノバである。