時計用語辞典

ジャーマンシルバー

German silver

洋白のこと。銅合金の一種である。一般的には、銅を50から70%、ニッケルを5から30%、亜鉛を10から30%配合している。加工が容易なため、銀食器の他、楽器や硬貨に用いられることが多い。時計業界では、19世紀後半から高級時計の一部が、ムーブメントの受けと地板に採用するようになった。素材自体は銀色だが、酸化することで金色に変色するという特徴がある。ジャーマンシルバーをムーブメントに採用するメーカーには、A・ランゲ&ゾーネがある。マイショーとも。