お笑いコンビ、千鳥のノブが愛用する腕時計はロレックス!

LIFEセレブウォッチ・ハンティング
2023.10.22

あらゆるジャンルで活躍中のセレブリティたちのプライベートな一面を切り取って紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回は社交的な性格で幅広い層からの人気を集める、お笑いコンビ千鳥のノブが愛用するロレックスの腕時計に着目した。

沼本有佳子:文
Text by Yukaco Numamoto
2023年10月22日掲載記事

ダウンタウン松本人志からも「吉本ツッコミナンバーワン」と評される千鳥のノブ

2019年9月15日に投稿されたインスタグラムより。交流がある小籔千豊がプロデュースする音楽と笑いのイベントである「コヤブソニック」に熱いコメントを寄せる千鳥のノブ。

 岡山県出身のお笑いコンビ、千鳥のツッコミ担当であるノブ。相方である大悟とは高校の同級生で、長年の付き合いから生まれる岡山弁を時折交えた息の合ったトークが特徴だ。ふたりのトークは、岡山弁のイントネーションが全国で知られるようになったきっかけのひとつとなっているのではないだろうか。

 千鳥が結成された経緯は、先に大阪でピン芸人をしていた大悟にノブが会いに行ったことがきっかけである。その時に「大阪ではナンパいうのをするんじゃ」と言う大悟に誘われて、ナンパした女性たちと朝までカラオケを楽しんだ。このことがノブにとっては「人生ってこんなに楽しいんか」という衝撃を与え、それは次第に大阪への強い憧れになったというエピソードがある。つまり、あの時ナンパに成功していなければノブが大阪に移住することもなかったため、「大悟のナンパが成功していなかったら芸人をやっていなかったと思う。ホンマにあの時のお姉さん、ありがとうございます」と後に語っている。

 プライベートでは高校時代から付き合っていた彼女と結婚する一途な面があり(先述のナンパが楽しかったから大阪に来たというエピソードは大悟にネタにされイジられている)、愛される人柄で交友関係は多岐にわたる。特に仲が良いのは俳優の佐藤健で、一緒にUSJへ行ったり食事に行ったりと、プライベートでも遊ぶほどである。

 モノ選びに関しては「コレ!」と思ったものに出費を惜しまないタイプのようだ。NHK連続ドラマ小説「なつぞら」の打ち上げにはアルマーニのタキシードを仕立てて着用したという。過去にアルマーニでタキシードを仕立てた芸能人はノブと、まさかのトム・クルーズのみだというから驚きだ。ただ、これはノブなりのネタだったようだ。元々連続ドラマ小説「なつぞら」ではセリフも出番も少なかった。そのため打ち上げに参加すること自体も迷っていたが、「来てくださいよ」と誘われた際に、「いちばんセリフも少ないくせにアルマーニのスーツで行こうかな」とあらかじめ振っていた。このことをネタとして実行したにもかかわらず、アルマーニのくだりを誰も覚えてはおらず「ネタとしてはすべってしまった」というエピソードも明かしている。


ノブが即決で選んだ時計はロレックスの「オイスター パーペチュアル ヨットマスターⅡ」

 2019年9月15日に投稿されたインスタグラムを見ると、ノブが愛用する腕時計はロレックスの「オイスター パーペチュアル ヨットマスターⅡ」のようである。レガッタ(ヨット競技の一種)用のクロノグラフを備えるモデルだ。特徴的な6時位置のスモールセコンドと強靭で肉厚なケース、ブルーのモノブロックセラクロムベゼルインサートから、遠目でも特定できる存在感のある腕時計である。

 この時計は衝動買いだったようだ。「芸人仲間と食事中に突然『ロレックスって何時まで開いてるんかな』と言い出し、『今から買いに行こう!』とみんなで買いに行き、店に入るなり『コレください』と即決した」というエピソードを、TKOの木下がトークバラエティ番組「ダウンタウンDX」で語っていた。前々から心に決めたモデルだったのかもしれない。今となっては「今からロレックス買いに行こう」と行って購入できた時代があったことが、時計愛好家にとっては遠い昔の話のように感じるのではないだろうか。

 ちなみに、ノブが所有するロレックス「オイスター パーペチュアル ヨットマスターⅡ」は2017年に新型モデルへマイナーチェンジされた時のものだ。針の形状が2007年からの旧型において採用されていた「ペンシル針」よりも視認性の高い「メルセデス針」に変わっており、よりスポーティーな印象となった。


ロレックスにおけるクロノグラフ第2弾の存在が「オイスター パーペチュアル ヨットマスターⅡ」

オイスター パーペチュアル ヨットマスターⅡ

ロレックス「オイスター パーペチュアル ヨットマスターⅡ」Ref.116680
自動巻き(Cal.4161)。42石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径44mm)。100m防水。

 コンプリケーションモデルのバリエーションをあまり持たないイメージがあるロレックスであるが、「オイスター パーペチュアル ヨットマスターⅡ」はレガッタクロノグラフ機能を搭載している。

 レガッタクロノグラフはロレックスが独自に開発したカウントダウン機能を合わせ持つクロノグラフで、ロレックスとセーリングスポーツの絆が深いことが窺い知れる。レガッタレースの勝負の行方を左右するスタート時の正確な計時のために、計測中に公式カウントダウンと、瞬時に同期させることができるシンクロナイゼーション機能、そして10分から1分までプログラム可能な機械式メモリーを備えたカウントダウン機能を搭載している。

 搭載されるムーブメントはCal.4161だ。前ムーブメントのCal.4160からマイナーチェンジしたものである。主な変更点は、パーツの改良によりメンテナンス性が向上したことと、フライバックの速度が上がったことである。また、部品の素材でも変更が採用されている。ヒゲゼンマイにはニオビウムとジルコニウムの合金であるブルー パラクロムを採用し、耐衝撃性と耐磁性も従来のヒゲゼンマイに比べて10倍にもなっている。


大きめケースサイズが好きなノブ

「オイスター パーペチュアル ヨットマスターⅡ」は直径44mmとかなり大きめのサイズであるが、ノブは過去にパネライの「ルミノール マリーナ」を愛用していたこともあり、大きめの時計が好きなのではないだろうかと予想される。「オイスター パーペチュアル ヨットマスターⅡ」を購入する以前から持っていたと思われる「ルミノール マリーナ」は直径40mmなので、さらに大きい時計を選んでいる。単純にスポーティーなだけでなく、ブルーがアクセントカラーになっている爽やかなデザインを選んでいることも興味深い。

 数多くの時計を集めてコレクションするタイプではなく、気に入ったものを長く愛用するタイプのようなので、しばらくは新たな時計購入報告はないかもしれない。しかしノブは競馬が趣味で、WIN5などの大きく当たる馬券を買っているという情報もたびたびテレビなどで見かける。勝利記念に新たな時計を購入することがあることを楽しみに待ちたいと思う。


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