第4世代「シーマスター プラネットオーシャン」は、初代「シーマスター 300」を思わせるエッジの効いたデザインを獲得し、薄型化とシェイプ見直しによる着用感向上が図られている。

オレンジのほか、ブラック、ブルーのカラーバリエーションが用意される。矢印型の針やアラビックインデックスは初代シーマスター 300からインスピレーションを受けたデザインだ。自動巻き(Cal.8912)。39石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約60時間。SS×Tiケース(直径42mm、厚さ13.79mm)。600m防水。134万2000円(税込み)。
Edited by Yuto Hosoda (Chronos-Japan)
[クロノス日本版 2026年3月号掲載記事]
ハイスペックダイバーズが第4世代へ進化
オメガ「シーマスター プラネットオーシャン」が、シャープな装いを得て刷新された。今回は、シーマスターの歴史を簡単に振り返りつつ、本作のリニューアルポイントについて見てゆく。

シーマスターは、高い防水性を備えたマルチパーパスウォッチとして誕生。その後、コンセプトを引き継ぐ「シーマスター アクアテラ」の系譜と、1957年にプロフェッショナル向けダイバーズウォッチ「シーマスター 300」として派生して進化を続けてきた系譜に分かれている。2005年登場のシーマスター プラネットオーシャンは後者の進化の上にあり、初代シーマスター 300をモチーフとしつつ、600mの防水性能を誇るモデルとしてデビュー。そのデザインは、当時のオメガの各モデルに共通する丸みを帯びたシルエットに、厚みのあるマッシブさが特徴であった。

第4世代となる本作では、防水性能はそのままに、エッジを効かせた引き締まったデザインに刷新されたことがトピックスだ。これは初代シーマスター 300への回帰を感じさせるもので、平面で構成されたブレスレットのコマからも、その影響が見て取れる。従来モデルに対して2㎜以上の薄型化を果たしており、ラグも短く改められ、着用時のバランス改善が図られている点にも注目だ。
また、深海でも視認性を確保するための色として、オメガのプロフェッショナル向けモデルに採用されてきたオレンジが引き続き採用される。オレンジの映える本作のベゼルリングはセラミックス製で、艶があり発色が良い。オメガは今回の刷新に合わせて、発色の良いオレンジを生み出すための調合やプロセスを新たに開発。従来よりも赤が強く、力強い色調となっているのが特徴だ。



