モリッツ・グロスマン ブランドを創りだす工房のマイスター

FEATURE本誌記事
2019.12.09

プロダクション部門

Ralf Ullrich ラルフ・ウルリッヒ
[プロダクション部門/エンジニア]

ラルフ・ウルリッヒ

機械部品の製造会社に4年間勤務していたCNCエンジニア。モリッツ・グロスマン歴はまだ1カ月という新鋭。「上司でも同僚でも、挨拶をする時は必ず握手。大きな家族のような会社です」。
Mario Rapp マリオ・ラップ
[プロダクション部門/エンジニア]

マリオ・ラップ

バイクいじりが好きで、ツールメカニックとしてのキャリアをスタート。CNC旋盤のプログラム作成や、測定器のセットアップを担当。「少人数のチームと工房の清潔さが魅力ですね」。
Peggy Eberth ペギー・エバート
[プロダクション部門/エンジニア]

ペギー・エバート

ホブカッターを使った歯切りや、パーツ切削後のバリ取りなどを主に担当するモリッツ・グロスマン歴7年のベテランエンジニア。「作業内容が多様なことと、フレックスタイムの勤務体制も◎」。
Tobias Fucke トビアス・フーケ
[プロダクション部門/エンジニア]

トビアス・フーケ

モリッツ・グロスマン歴1年半の切削工。「僕は時計師ではないけれど、いろいろな金属を扱う仕事に就きたかった。ここはいろいろな作業があって楽しいし、針の美しさも素晴らしい」。
Martin Loudovici マーティン・ルドヴィッチ
[プロダクション部門/エンジニア]

マーティン・ルドヴィッチ

グラスヒュッテ・オリジナルでツールメーカーのトレーニングを受けた後に入社。切削用のホルダー設計やストライプ装飾のプログラミングを担当。MGの魅力は「たくさんのユニークピース」。
Paul Hickmann ポール・ヒックマン
[プロダクション部門/マスターツールメーカー]

ポール・ヒックマン

2012年にMG入社、15年よりマスターツールメーカーとしてジグやホルダーの設計製造を担当。「洗練された技術で作られるクラシックなデザインに惹かれます。顧客への対応も柔軟です」。
Tino Löwe ティノ・レーヴェ
[プロダクション部門/エンジニア]

ティノ・レーヴェ

グラスヒュッテでツールメーカーの見習いとなり、2010年にモリッツ・グロスマン入社。主にワイヤ放電加工機のプログラムを担当。「機械工の道を選んだのは、それが代々の家業だから」。
Tino Weller ティノ・ウェラー
[プロダクション部門/パーツ製造責任者]

ティノ・ウェラー

モリッツ・グロスマン歴10年のパーツ製造責任者。「グラスヒュッテの他メーカーでも長く仕事をしてきましたが、モリッツ・グロスマンは手仕上げに費やす労力の割合がケタ違いです」。

仕上げ部門

Stephan Gläß ステファン・クレース
[仕上げ部門/品質管理責任者]

ステファン・クレース

グラスヒュッテの他ブランドでも仕上げを担当してきたベテラン時計師。歯科技工士としてのトレーニング経験もある。「徹底的にこだわった正確な手作業が好き。楽しんで仕事をしています」。
Christiane Schneider クリスティアーネ・シュナイダー
[仕上げ部門]

クリスティアーネ・シュナイダー

歯科技工士、グラフィックデザイナー、乗馬インストラクターなどを経てモリッツ・グロスマンの仕上げ部門へ。「素のパーツに手を加えることで、宝石になってゆく過程を見るのが好きです」。
Julie Pietschmann ジュリー・ピーチュマン
[仕上げ部門]

ジュリー・ピーチュマン

グラスヒュッテ時計学校卒の時計師。「(19世紀の)モリッツ・グロスマンの名前に忠実であるために、あらゆる努力を惜しまない姿勢が好きです。すべての時計は芸術品であるべきです」。
Jana Claus ヤナ・クラウス
[仕上げ部門]

ヤナ・クラウス

テンプ受けや緩急針などを担当。「私は完璧主義者。ここまで小さなパーツを完璧に仕上げるには、特に最初のステップで大きな忍耐が必要です。それが楽しくもあり、私の挑戦でもあります」。
Sebastian Hutkai セバスチャン・フートカイ
[仕上げ部門/針職人]

セバスチャン・フートカイ

歯科技工士から転職して7年。「私自身が変化を望んでいた時に、時計作りにインスピレーションを感じました。伝統を守りながら、それを従来にないレベルに引き上げることに魅力を感じます」。
Patrick Rehwagen パトリック・レイワーゲン
[仕上げ部門/研磨工]

パトリック・レイワーゲン

グラスヒュッテ時計学校卒の時計師。「2年前までは、グラスヒュッテの他メーカーで精密機器を扱っていました。大手に比べて少ない重圧と、リラックスした雰囲気がとても良いですね」。

組み立て部門

Udo Rudolf ウド・ルドルフ
[組み立て部門、仕上げ部門/生産管理部長]

ウド・ルドルフ

グラスヒュッテ他社で25年、モリッツ・グロスマンで9年の経験を持つ生産管理部長。「精緻な金属細工であるパーツに惹かれます。管理しやすい少人数のチームは楽しんで仕事ができます」。
Tom Vietze トム・フィーツェ
[組み立て部門/時計師]

トム・フィーツェ

A.ランゲ&ゾーネでトレーニングを受け時計師に。トゥールビヨンの組み立てやヒゲゼンマイの組み付けなど、難易度の高い作業もこなす。「身内も時計師なので、職人の技に興味があります」。
Mathias Nitzsche マティアス・ニーチェ
[組み立て部門/マイスター時計師]

マティアス・ニーチェ

BSZ(グラスヒュッテ時計学校)を経て2010年に時計師となり、16年にマイスター資格を取得すると同時にモリッツ・グロスマンへ。「他社と比べても圧倒的に高い品質基準に惹かれます」。
Toni Stephan トニー・シュテファン
[組み立て部門/アシスタント組み立てマネージャー]

トニー・シュテファン

2011年に入社。最初の2年間は仕上げ部門に従事し、その後に組み立てへ。「自分にとっての夢の職業」と語る彼は、ウド・ルドルフの片腕として、組み立て部門のサブマネージャーを務める。
Laura Heyne ラウラ・ハイネ
[組み立て部門/時計師]

ラウラ・ハイネ

MG歴2年半の時計職人。「手仕事が好きだったので、学校を卒業したら金細工職人になってジュエリーを作りたいと思っていました。トレーニングフェアで時計職人という職業を知りました」。

プロトタイプ製造部門

Andreas Gelbrich アンドレアス・ゲルプリッヒ
[プロトタイプ製造部門/プロトタイピスト]

アンドレアス・ゲルプリッヒ

歴代の設計者たちが、全幅の信頼を寄せてきたプロトタイピスト。見た目そのままの頑固オヤジ。「初期のグラスヒュッテ時計産業を支えた偉人の名を掲げることは、ギフトであり挑戦でもある」。