人気沸騰!オーデマ ピゲの名作「ロイヤル オーク オフショア」の魅力を探る

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2021.12.07

オーデマ ピゲの代表コレクションは、スポーツエレガンスの金字塔である「ロイヤル オーク」と、よりスポーティーかつマッシブなデザインの「ロイヤル オーク オフショア」だ。ビジネスエリートが身に着けたいロイヤル オーク オフショアの魅力を解説する。

ロイヤル オーク オフショア


オーデマ ピゲのロイヤル オーク オフショアとは?

オーデマ ピゲは、「いつか手にしたい」と思わせる高級腕時計をラインナップする雲上メゾンのひとつである。まずは代表コレクション「ロイヤル オーク」と「ロイヤル オーク オフショア」の成り立ちや関係性を解説しよう。

ロイヤル オークの派生モデル

1972年に登場した初代ロイヤル オークは、ステンレススティールケース、八角形のベゼル、タペストリーダイアル、一体型ブレスレットといった特徴を備え、現在もその個性的なデザインコードを守り続けている。

当時の高級腕時計は、ゴールドを代表とする貴金属製のラウンドケースが主流だったが、ロイヤル オークは「ラグジュアリースポーツウォッチ」という新風を時計業界に吹き込み、新たな時代のアイコンとしての地位を確立した。

1993年に登場したロイヤル オーク オフショアは、直径42mmの大型ケース、大きなプッシュボタンとプッシュガードを備え、ロイヤル オークのデザインコードを、よりエクストリームスポーツに寄せ、パワフルにアレンジしたコレクションだ。

デザイナーはエマニュエル・ギュエ

エマニュエル・ギュエ

1993年に登場した「ロイヤル オーク オフショア」をデザインしたエマニュエル・ギュエ氏。当時22歳という若さだった。

ロイヤル オークはウォッチデザインの巨匠ジェラルド ・ジェンタの代表作のひとつだが、ロイヤル オーク オフショアをデザインしたのは当時22歳という若きデザイナー、エマニュエル・ギュエである。

「ドレスウォッチ並みの仕上げをもつスポーツウォッチ」としてデザインされたロイヤル オークに対し、ロイヤル オーク オフショアは「The Beast」(野獣)の異名を取るほどにマッシブかつ野生的であった。

誕生時のコンセプトを破壊するようなデザインに、ジェラルド ・ジェンタが激昂したというエピソードも残されている。

ギュエは2014年発表のロレックス「チェリーニ」、2019年に復活したIKEPOD(アイクポッド)などのデザインでも知られ、いまや既存モデルを巧みにリファインする、その手腕に名デザイナーとの評価も高い。


ロイヤル オークとの違い

ロイヤル オーク オフショアはロイヤル オークのタフさを強調した派生コレクションという面がある。ロイヤル オークとの違いを3点に分けて解説しよう。

ダイナミックなケースサイズ

高級腕時計といえばケース径33mmほどのゴールドケースが主流だった1972年、ロイヤル オークはケース径39mmという異例のラージサイズで登場したが、ロイヤル オーク オフショアのファーストモデルはさらに大ぶりな42mmであった。

この大きさは1993年当時でも非常に大きく、「ラージサイズ」というトレンドを牽引したパイオニアのひとつに挙げられる。2006年にはケース径44mmのモデルがコレクションに加わり、よりマッシブなロイヤル オークを求める層に愛されている。

メガタペストリーの採用

ロイヤル オーク オフショアはロイヤル オークで確立されたタペストリーダイアルを採用しているが、そのサイズが違う。

タペストリーはオーデマ ピゲ独自のデザインパターンであり、非常に精巧なギヨシェ彫りによって仕上げられる。

ロイヤル オークはモデルによって、プチタペストリーやグランドタペストリーが採用されているが、より大ぶりなロイヤル オーク オフショアが採用するのはメガタペストリーである。

格子の大きいメガタペストリーによって、ダイアルからはワイルドな印象を受けるが、それを形作る技術は非常に高度であり、一流メゾンの実力を見ることができる。

ラバーベルトが主流

1993年に登場したロイヤル オーク オフショアのファーストモデルでは、ロイヤル オークと同様のブレスレットが採用されたが、現行コレクションの主流はラバーストラップである。

ラバーとはいえ、ロイヤル オークのデザインコードをベースとしており、スポーツシーンに対応する機能性を備えながら、ロイヤル オークのDNAを継承している。

モデルによっては色違いのペアストラップが付属するほか、ロイヤル オーク オフショア専用のラバーストラップが多数展開されており、気分やトータルコーディネートに合わせてドレスチェンジを楽しめるのも魅力だ。


ロイヤル オーク オフショアの2大シリーズ

ロイヤル オーク オフショアには機能によりコレクションが分かれ、うち2大シリーズと言えるのが「クロノグラフ」と「ダイバー」だ。それぞれの特徴や魅力を解説する。

ボリューム感が魅力 オフショア クロノグラフ

ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ

プッシュガードのビス留めをデザインの一部とすることで、よりタフな印象が強調されたケースサイド。このモデルではプッシュボタン、リュウズ、ベゼルでブラックセラミックスを採用。「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」。自動巻き(Cal.4401)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KPG×セラミックス(直径43mm、厚さ14.4mm)。100m防水。665万5000円(税込み)。

1993年登場のロイヤル オーク オフショアのファーストモデルは、ケース径42mmのクロノグラフであった。そして30年弱の歴史のなかで、挑戦と変化を重ねてきた「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」は、今なおコレクションの中核を担うシリーズである。

大きなプッシュボタンとビス留めされたプッシュガードが力強いラインを描き、インナーベゼル上のタキメータースケールと3つのインダイアルが独自性を主張する。

防水性能は100m、ケース径は42mm、43mm、44mmを基本に、貴石を配したケース径37mmのモデルもラインナップしている。

防水性の高い オフショア ダイバー

ロイヤル オーク オフショア ダイバー

2021年には、300mの高い防水性能はそのままに、新たにCal.4308を搭載した3モデルが発表された。「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」。自動巻き(Cal.4308)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SS(直径42mm)。30気圧防水。302万5000円(税込み)。

「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」は、300mの防水性能を誇るプロフェッショナル仕様のダイバーズウォッチだ。

インダイアルのないダイアルはメガタペストリーが際立ち、ベゼル上ではなく回転式のインナーベゼル上にダイバーズスケールを配する。

このデザインだけでも他のダイバーズウォッチとは一線を画するが、プッシュボタン・プッシュガードの代わりに、滑らかなリュウズガードを採用している点も見逃せない。