40万円前後で手に入る!ユンハンスのクロノグラフモデル3選

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2023.01.19

ドイツの時計メーカーであるユンハンスは、「マックス・ビル」コレクションなどミニマルなデザインの腕時計で有名だが、実はコストパフォーマンスの高い自動巻きクロノグラフを幅広く取り揃えている。今回はユンハンスのクロノグラフモデルから、40万円前後で手に入る3つの時計を紹介しよう。(※掲載価格はいずれも2022年1月時点)

Originally published on Montres De Luxe
2023年1月19日掲載記事


軍用時計に着想を得た「マイスター パイロット」

マイスター パイロット

ユンハンス「マイスター パイロット」
自動巻き(Cal.J880.4/ETA2824-2、デュボア・デプラ2030ベース)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径43.3mm)。100m防水。40万7000円(税込み)。

「マイスター パイロット」は、1950年代にユンハンスがドイツ軍のために製造した腕時計だ。伝説となっている自社のパイロットクロノグラフに着想を得たモデルである。

 ふたつのインダイアルが横並びに配された「バイコンパックス」の黒文字盤は、蓄光塗料の塗布されたクリームカラーの大きなインデックスや太い時分針が強いコントラストを生み出し、夜間や暗所でも高い視認性を確保している。また、クロノグラフ機構や人間工学にのっとった特徴的なベゼルによって、飛行時間の計算が可能となっている。

 

 かつてコックピットで活躍したマイスター パイロットは、現在でも航空業界に情熱を捧げた人々へのオマージュとして愛好家を魅了し続けているのだ。


ヴィンテージ感あふれるデザインの「マイスター テレメーター」

マイスター テレメーター

ユンハンス「マイスター テレメーター」
自動巻き(Cal.J880.3/ETA2892-2、デュボア・デプラ2030ベース)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径40.8mm)。30m防水。41万3600円(税込み)。

「マイスター テレメーター」は、ユンハンスが1951年に発表したクロノグラフをベースとしたデザインを持つ。ユンハンスはこれに初めて音で距離を測るためのテレメータースケールと、速度を計測するタキメーターを搭載した。

 バイコンパックスのシルバーマット仕上げの文字盤には、赤色の計測用スケール、クリームカラーの蓄光塗料が塗布された針とインデックスが配されている。これらの要素は、反射防止加工を施したドーム型のサファイアクリスタル風防とも相まって、この時計のヴィンテージ感を高めている。


現代的なデザインが特徴の「マイスター S クロノスコープ」

マイスター S クロノスコープ

ユンハンス「マイスター S クロノスコープ」
自動巻き(Cal.J880.1/ヴァルジュー7750ベース)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。SSケース(直径45mm)。41万8000円(税込み)。

 今回紹介する3本のクロノグラフの中で最も現代的なデザインをまとっているのが、この「マイスター S クロノスコープ」だ。文字盤には、3つのインダイアルが縦並びに配されており、3時位置にはデイデイト表示が配されている。

 針とインデックスに白い蓄光塗料が塗布されているだけでなく、サファイアクリスタル製の風防に両面無反射コーティングを施すことで、高い視認性を確保した。

 直径45mmの存在感あるケースは、リュウズガードのあるねじ込み式リュウズにより200mの防水性能を備える。押しやすい大きなプッシャーが、時間計測のスタート、ストップなどの操作を容易にしている。



Contact info: ユーロパッション Tel.03-5295-0411


スポーツシーンにも活躍するオールラウンダー!ユンハンス「マイスター S クロノスコープ」着用レビュー

https://www.webchronos.net/features/88672/
ユンハンスが日の丸カラーの日本限定モデル「1972 クロノスコープ ジャパン リミテッド エディション 2020」を発売

https://www.webchronos.net/news/59108/
ドイツで拡大しつつある国際宝飾・時計見本市インホルゲンタより3モデルをピックアップ

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