オリエンタルラジオの中田敦彦が愛用する時計は、相方の藤森慎吾からプレゼントされたタグ・ホイヤー「モナコ」

LIFEセレブウォッチ・ハンティング
2023.04.09

世界のセレブたちがどんな時計を着けているのか、ワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回はさまざまなニュースや話題を独自の切り口で解説することで人気のある、オリエンタルラジオの中田敦彦が着用している腕時計を紹介しよう。

沼本有佳子:文
Text by Yukaco Numamoto
2023年4月9日掲載記事

個性ある活動で活躍する異色のコンビ「オリエンタルラジオ」の“あっちゃん”こと中田敦彦

中田敦彦

2022年6月2日にYouTubeチャンネル「中田敦彦のトーク」に投稿された「中田敦彦のGRWM(Get Ready With Me)」の1シーンより引用。この投稿は10カ月で18万回以上の再生数を記録している。

 中田敦彦の肩書は「お笑いタレント、歌手、実業家、YouTuber」と幅広い。お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」のボケ、ネタ作り担当として、相方の藤森慎吾とともにテレビで見たことがある人も多いのではないだろうか。その他、ダンス&ボーカルグループ「RADIO FISH」のメンバー“NAKATA”(その際の肩書きは御神体)としても活動している。ちなみに、このRADIO FISHに属する“FISH BOY”は中田の実弟であり、世界大会の優勝経験を持つダンサーである。

 中田の父親の仕事は転勤が多かったが、行く先々で偏差値の高い学校に入学した。東京学芸大学附属高校を経て、慶應義塾大学経済学科に入学した。高校生の頃からお笑いが好きで、その当時TBSラジオで放送されていた「爆笑問題カーボーイ」という番組に中田敦彦が送ったネタが採用されたこともある。「オリエンタルラジオ」としてコンビを結成したのは2003年のことだ。アルバイト先の保険会社で、受付オペレーターをしていた藤森慎吾と出会い、2004年4月に藤森の誘いで吉本総合芸能学院(NSC)東京校に入学した。大学に通いながらお笑い活動を行っており、芸能活動が多忙だったため2度の留年をしたが、2007年3月に6年がかりで卒業した。

 豊富な雑学知識があり、単独で多数のクイズ番組などに出演し、いずれも好成績を収めている。2019年4月には青山学院大学経営学部の客員講師に就任。同年4月より教育系YouTuberとして文学や経済・歴史などを、参考文献をもとに紹介し、解説する動画を投稿している。

 また、中田敦彦といえば家族でシンガポールに移住したことでも有名だ。これは「子どもに中国語を学ばせるためにはシンガポールがいい」という理由で選択したそうだ。


中田敦彦が愛用する腕時計はタグ・ホイヤーの「モナコ キャリバー12 クロノグラフ」

モナコ キャリバー12 クロノグラフ

中田敦彦の手元のアップ。

 中田敦彦が長年愛用している腕時計はタグ・ホイヤー「モナコ キャリバー12 クロノグラフ」である。2022年6月2日に投稿されたYouTubeチャンネル「中田敦彦のトーク」の中でも紹介されており、テレビ番組やYouTubeで着用しているところを度々見ることができる。結婚した直後に出演したテレビ番組「ヒルナンデス」で、南原清隆から「お前もいい時計のひとつやふたつ買えよ」と言われた際、南原清隆が着けていた腕時計が同じモデルだったそうだ。

「同じ色の同じ時計を買っていいか?」と確認した上で、結婚祝いとして相方の藤森から贈ってもらったそうだ。ちなみに藤森が結婚する際には中田も希望の時計を買うという約束をしていたそうだが、現在のところ未婚である藤森がどんな時計をリクエストするのかも楽しみだ。

 この時計はシンガポールに移住した後からまた活躍の機会が増えているそうだ。というのも、常夏のシンガポールでの服装は自然に短パンとTシャツになりがちなので、手元に時計を着けていると「ちゃんとした人」のように見えるというのだ。確かに東南アジアのカジュアルウェアを想像すると、時計をしているか、していないかは重要だ。中田のタグ・ホイヤー「モナコ」はブルーの文字盤が涼やかな印象で、爽やかなコーディネートのポイントになりそうだ。

中田敦彦

タグ・ホイヤーの「モナコ キャリバー12 クロノグラフ」を着用する中田敦彦。

 1997年にタグ・ホイヤーが復活させたのがスクエアケースの「モナコ」だ。オリジナルモデルはケースカバーが裏蓋と一体化したミドルケースを覆っていたが、本モデルより標準的なミドルケースと裏蓋の組み合わせに変わった。裏蓋は4本のネジで留められ、100m防水を実現した。その1997年のモデルの構成を継承するのが、中田敦彦が着用している「モナコ キャリバー12 クロノグラフ」である。搭載されるムーブメントは、名称こそキャリバー12ではあるがオリジナルのクロノマティックではなく、セリタ製のSW300にデュボア・デプラ製のクロノグラフモジュール(DD2000系)を重ねたものである。

 特徴的なスクエアケースはケースの角にポリッシュ仕上げを加え、複雑な形状にもかかわらずスクエアの角が立っていることで評価が高い仕上げとなっている。

モナコ キャリバー12 クロノグラフ

タグ・ホイヤー「モナコ キャリバー12 クロノグラフ」。Ref.CS2110。自動巻き(Cal.12)。59石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。SS(縦39×横39mm)。100m防水。生産終了。


断捨離推奨派であっても中田敦彦が手放さない「モナコ キャリバー12 クロノグラフ」

「モノは捨てても人間関係は捨てない」と、物に関しては断捨離推奨派を公言している中田敦彦だが、大切な節目で相方の藤森慎吾からプレゼントしてもらった「モナコ キャリバー12 クロノグラフ」は長い間大切にしている。結婚したタイミングで出演した番組の中で、先輩である南原清隆と時計の話になり、その時に南原清隆着用していた時計に一目ぼれして、相方にお祝いとしてプレゼントしてもらった。その思い出も含めて大切にしているのではないだろうか。先を見据える目を持つ中田敦彦の他の時計にも着目していきたい。ちなみに、中田敦彦はモナコのホワイトダイアルモデルも持っているのでタグ・ホイヤーの歴史や映画との関わりも含めてほれ込んでいるのかもしれない。


アイコニックピースの肖像「タグ・ホイヤー/モナコ」

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