SEAMASTER AQUA TERRA
“RAILMASTER” MASTER CHRONOMETER
マスター クロノメーター準拠の最新40mmケース

直径40mmのケースを持つ現代版。モダンさを強調すべく、ケースは全面サテン仕上げである。ムーブメントは1万5000ガウスという超耐磁性能を持つ。自動巻き(Cal.8806)。35石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約55時間。SS(直径40mm)。150m防水。53万円。
確かにトリロジーの復刻版は素晴らしい。しかし実用性と価格を考えると、最新版のレイルマスターは大変魅力的だ。ベースとなったのは1万5000ガウスの耐磁性能を持つ「シーマスター アクアテラ」。そこにレイルマスターのデザインを合わせたのが本作である。さらに厳密に言えば、40㎜というケースサイズは、このモデルのために新しく起こされたものだ。
このモデルの美点は、高い耐磁性に加えて、現代のオメガらしい良質な外装にある。例えばサテン仕上げの文字盤。素材は真鍮ではなくスティール。インデックスをレーザーで彫り込み、表面にブラシ加工を施した後、インデックスにスーパールミノバを流し込んでいる。副社長のモナションはこう語った。「昔のシーマスターはプレスした文字盤を使っていた。しかしハイエックが文字盤に投資するようになって、こういう凝った文字盤を持てるようになった」。
もうひとつの試みが、新しい「ナイアード」だ。1957年のナイアードはリュウズの防水性を高めるシステムだった。対して本作のナイアードロックは、ねじ込み式のケースバックが、常に正しい位置で固定される仕組みである。2016年の「シーマスター プラネット オーシャン ディープブラック」で採用されたバヨネットシステムが、本作にも転用された。シーホースのロゴが正しい位置に固定されるだけ、と言えばそれまでだが、美観に注力する今のオメガらしいアイデアだ。
加えてこのモデルは、価格も魅力的だ。ブレスレット付きで53万円というプライスは、内容を考えれば驚異的である。良質な実用時計として復活を遂げたレイルマスター。その成り立ちを考えれば、むしろ本命は、トリロジーよりこちらかもしれない。




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