ルイ・モネ、ロケットのパーツと月の隕石が日の丸を描く日本限定モデル「ジャパン ロケット」を発表

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2023.12.03

ルイ・モネは、宇宙ステーション補給機「こうのとり」を打ち上げたH-IIBロケットのパーツと、月より飛来した隕石の両方を文字盤にあしらったタイムピース「ジャパン ロケット」を発表した。ふたつの稀少な素材による日の丸デザインが目をひく本作は、「コズミック アート」コレクションの最新作として、2023年12月1日より日本限定で20本のみが販売される。

ルイ・モネ ジャパン ロケット

自動巻き(Cal.LM45)。22石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。SSケース(直径43.2mm)。5気圧防水。日本限定20本。385万円(税込み)。


日本の打ち上げミッションの成功を讃えるタイムピース

 宇宙や太古に由来する稀少な素材を採用し、ユニークかつ斬新なタイムピースを輩出してきたルイ・モネの「コズミック アート」コレクション。その最新作であるジャパン ロケットは、JAXAが行った宇宙ステーション補給機「こうのとり」の打ち上げからインスピレーションを得たタイムピースだ。

 注目すべきは、3時位置にあしらわれたアルミ製カプセルである。「こうのとり」を打ち上げたH-IIBロケットのパーツの一部がセットされており、その上に赤いワニス加工を施した月の隕石を配することで、際立つ日の丸デザインが作り出されている。

ルイ・モネ ジャパン ロケット

この月の隕石は、オマーンのドファール砂漠に落下したものを使用。月の隕石もまた、世界で300個程度しか確認されていない稀少な素材と言える。

 今回使用されたロケットのパーツは先端部分に配置されるフェアリングと呼ばれるもので、音響、振動、摩擦熱といった打ち上げの際に加わる負荷から、搭載物を保護する役目が与えられている。「こうのとり」を守るという大役を果たしたこの素材の採用は、コズミック アートコレクションのコンセプトを体現するユニークなアイデアと言える。

ルイ・モネ ジャパン ロケット

フェアリングはロケット打ち上げ後、充分な高度に到達するとふたつに分離し、太平洋上の安全な区域に落下して回収される。本作に使用されるパーツについては、その信ぴょう性が宇宙航空研究開発機構(JAXA)により保証されている。

 また、ルイ・モネを代表する「スーパームーン」の意匠を継承した各種ディテールにも注目だ。特に文字盤中央部には、ミッドナイトブルーに彩られたギベオン隕石が配置されており、宇宙をモチーフとする本作に彩りと説得力を与えている。外周部についてはブラックで、一部をくり抜いたオープンワークとアプライドインデックスによって、コントラストと立体感が文字盤全体にもたらされている。

ルイ・モネ ジャパン ロケット

ギベオン隕石の誕生は、約40億年前にまでさかのぼる。地球に落下してきたのは約4億5千万年前のことで、1830年代にナミビアのギベオンという地域で発見されたことからその名前が付けられた。独特の模様はウィドマンシュテッテン構造によるもので、ひとつとして同じパターンが存在しない。

 外装は、「ネオ・ケース」と呼ばれるデザインを採用しており、ラグを横方向からくり抜くなど、立体感と近代的なディテールが際立っている。一方で、トランスパレント仕様のケースバックからは、コート・ド・ジュネーブやサーキュラーサテン仕上げ、サーキュラーグレイン仕上げといった伝統的な装飾を鑑賞することができる。


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