クロノスイスは、グリーンやブルーに色調が変化する蛇を思わせるPVDコーティングを施したチタン製ケースや、ウロコを思わせるギヨシェ彫り文字盤を備えた新作の「レセック マニュファクチュール スネーク」を発表した。文字盤構成はレギュレーターで、12時位置に時間、センターに分、文字盤下側に30秒のレトログラードによる秒表示を備える。

蛇からインスピレーションを受けたクロノスイスの新作
クロノスイスが、蛇からインスピレーションを受けた「レセック マニュファクチュール スネーク」を発表した。本作は、毒を持ち、静粛に、合理的に体を波打たせながら前進する蛇を、自然界で最も精密な捕食動物と捉えて表現している。
蛇のウロコを思わせる仕上げのケースと文字盤

自動巻き(Cal.C.6005)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。Ti×PVDケース(直径42mm、厚さ14.2mm)。10気圧防水。世界限定100本。326万7000円(税込み)。
最大の特徴は、PVDコーティングが施された直径42mmのチタン製ケースであり、光の加減でエメラルドグリーンからターコイズブルーへと表情変える蛇のウロコのような質感を持つ点である。見る角度や光の角度によってダイナミックに色調が変化し、爬虫類の神秘的な魅力が表現されている。また、文字盤にはギヨシェ彫りとグリーンのCVDコーティングが施される。その仕上がりは緻密に並ぶウロコを思わせるもので、こちらも光の入射によって陰影が生まれて表情が大きく変わる点が見どころだ。
搭載されるのは3Dレギュレーターの動きを生み出すCal.C.6005
搭載されるのは自動巻きムーブメントのCal.C.6005である。このムーブメントは、12時位置に時間、センターに分、文字盤下半分に30秒のレトログラードによる秒表示を配するもので、クロノスイスが「3Dレギュレーター」と呼ぶ表示形式を実現している。レトログラード秒針は、静かに滑らかに動き、突如俊敏にゼロ位置に戻る作動は、ケースや文字盤の仕上げも相まって、蛇が獲物を仕留める様子を思わせる。
文字盤側からは紫に彩られた歯車が見え、文字盤やケースに映える鮮やかな仕上げである。一方ケースバックからは、金属の質感を引き出す放射状のコート・ド・ジュネーブ装飾や面取り仕上げが施されたムーブメントが鑑賞可能である。パワーリザーブは約55時間だ。
