セイコー クレドールより、新作「Art Piece Collection 山口晃氏コラボレーション 限定モデル」が発表された。本作は、画家の山口晃とのコラボレーションによる数量限定モデルであり、日本画の世界観を取り入れたデザインを特徴とする。
日本を代表する画家、山口晃氏とのコラボレーションモデル
セイコーが手掛けるドレスウォッチブランド、セイコー クレドールより、画家の山口晃氏とのコラボレーションによる数量限定モデルが発表された。山口氏は、日本の伝統的な絵画様式を用いた油絵の技法を得意としており、成田国際空港や東京メトロ日本橋駅等のパブリックアート、新聞小説や書籍の挿絵、テレビドラマのオープニングタイトルバックなど、幅広い分野で活躍している。

画家の山口晃氏とのコラボレーションによる、クレドールの新作。日本画に精通した山口氏らしい意匠が与えられている。手巻き(Cal.6899)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約37時間。SSケース(直径38mm、厚さ8.4mm)。日常生活用防水。世界限定15本。330万円(税込み)。
今作では、風流なものや風雅なものに心を寄せることを意味する「数寄(すき)」を取り入れたデザインが採用されている。ダイアルの6時位置から9時位置にかけて施された開口部には、何か新しいものが生まれる瞬間のエネルギーと広がりを表現すべく、山口氏の考案した「開かれる」イメージの造形が取り入れられている。開口部にはガラスが取り付けられ、その表面に施された模様が立体感を高める。

インデックスは、日本画のコードのひとつである菱文様を構成する合計11種60本によって構成されている。大小さまざまな菱文様が重なる様子は、さながらだまし絵のようだ。
直径38mmのラウンド型ケースは、ステンレススティール製。しっかりとした太さのラグが、モダンな印象をもたらす。6本のネジによって固定されたケースバックは、テンプの部分のみシースルーとなっており、ロービートならではのゆったりとした鼓動を楽しむことができる。ケースバック全体に描かれているのは、ススキの野原をモチーフとしたパターンだ。
ムーブメントは、薄型機械式手巻きのCal.6899が搭載されている。繊細なムーブメントゆえ、製造や組み立てに高度な技術を要するファン垂涎の逸品だ。

