グランドセイコーは、年差±20秒という超高精度スプリングドライブムーブメントCal.9RB2を搭載する「エボリューション 9 コレクション スプリングドライブ U.F.A.」に新作モデルを追加した。本作は「信州 時の匠工房」の東に位置する長野県・霧ヶ峰高原に広がる樹氷の森の夜明けを、文字盤で表現した限定モデルだ。世界限定1300本（うち国内700本）の販売となる。
「スプリングドライブ U.F.A.」に諏訪の霧ヶ峰高原の景観を表現した限定モデルが追加
グランドセイコーは、「信州 時の匠工房」の東に位置する長野県・霧ヶ峰高原に広がる樹氷の情景を表現した「エボリューション 9 コレクション スプリングドライブ U.F.A.限定モデル」を発表した。文字盤には、型打模様で凛とした「樹氷」の質感を刻み、バイオレットの繊細なグラデーションで神秘的な夜明けの移ろいを描いている。
スプリングドライブ自動巻き（Cal.9RB2）。34石。パワーリザーブ約72時間。ブライトチタンケース（直径37mm、厚さ11.4mm）。10気圧防水。世界限定1300本（うち国内700本）。146万3000円（税込み）。
ムーブメントは、年差±20秒という超高精度スプリングドライブムーブメントCal.9RB2を搭載する。“U.F.A.”とは超高精度（Ultra Fine Accuracy）を意味し、1969年に発売された高精度モデルに付けられた“V.F.A.(Very Fine Adjusted)”にちなんだものだ。Cal.9RB2は、温度補正機能を追加したスプリングドライブの制御ICとエージング済みかつ選定品のクォーツを搭載し、そこに緩急スイッチを加えたことで、システム全体の精度を底上げしつつ、それを維持しやすい、極めて高い完成度を実現している。さらに、ムーブメントには、北アルプスの山々から着想を得た「霧氷仕上げ」を施し、各所に椀状の面取りと鏡面仕上げが与えられ、審美性も高い。
ケースサイズは、Cal.9R搭載モデルの中で最小となる直径37.0mmで、厚さも11.4mmに抑えられている。素材はエバーブリリアントスチールであり、PREN（孔食指数）40以上の高い耐食性と、白く輝く色調を備える点が特徴だ。ここに、グランドセイコーのお家芸とも言えるザラツ研磨とヘアライン仕上げがコントラストを生み出し、鏡面と稜線を際立たせている。
