ルイ・エラールは、コンスタンチン・チャイキンと再びコラボレーションを行い、カエルをモチーフとする「ルイ・エラール X コンスタンチン・チャイキン アンフロゲッタブル」を発表した。ルイ・エラールのアイコンであるレギュレーター表示を水平に配置し、各表示によってカエルの表情を描き出している。チタン製のケースは、カエルの脚を思わせるラグを持ち、カエルが座っている様子を思わせる仕上がりである。

遊び心に溢れたルイ・エラールとコンスタンチン・チャイキンのコラボモデルが再び実現
ルイ・エラールは、ロシアの独立時計師であるコンスタンチン・チャイキンと再びコラボレーションを実現し、「ルイ・エラール X コンスタンチン・チャイキン アンフロゲッタブル」を発表した。
本作はカエルをモチーフとしており、伝統的なレギュレーター表示を再解釈し、文字盤上でカエルの表情が変わってゆくという遊び心を、高度な時計技術で表現している。また、チタン製ケースからストラップに至るまで全面的に刷新されており、ブランドにとって特別なコラボレーションモデルとなっている。
スラヴ神話に登場するカエルのモチーフに日本文化を融合させたコラボモデル
本作がモチーフとするカエルは、ロシアでは「秘められた力」や「変化」の象徴として描かれる。また、日本では幸運や無事帰る(かえる)といった意味合いを持ち、縁起の良い存在として親しまれている。本作は、この要素の両方を取り入れることで、異なる文化をつなぐデザインコンセプトとしている。
全体のデザインは、ロシアなどの地域で語り継がれるスラヴ神話に登場するカエルをベースとしている。ここに、日本の文化要素や素材を組み合わせつつ、独立時計師ならではの遊び心と、ノワールモンの工房の持つ高度な時計技術によって、コンセプトから造形まで一貫した世界観でまとめ上げている。この遊び心はモデル名にも表れており、「アンフロゲッタブル(Unfrogettable)」とは、「忘れがたい(Unforgettable)」と「カエル(Frog)」の言葉遊びとなっている。
レギュレーター表示によってカエルの表情を描き出す文字盤
ルイ・エラールのアイコンであるレギュレーター表示は、垂直方向に時分秒を個別に示すものだ。本作では、この表示を再解釈し、9時位置に時、センターに分、3時位置に秒という水平レイアウトを採用している。時と秒を表示するディスクには、カエルの眼のモチーフを施すことで、文字盤全体でカエルの表情が移り行く様を描き出すユニークな仕上がりとなっている。
文字盤はバイオレットまたはフォレストグリーンのグレイン仕上げで、ラッカー仕上げの鼻孔パーツや、「Louis Erard ❤ Konstantin Chaykin」の刻印を配した分スケールのリングなど、ディテールにもコラボレーションらしい遊び心が盛り込まれている。

質感と着用感が高められたケースとストラップ
本作のケースは、軽量かつ堅牢なグレード5のチタン製である。ラグとなる部分は、ケースサイドに取りついたカエルの脚のようなデザインで、どこかカエルが落ち着いて座っている様子を思わせるコミカルな仕上がりだ。各所はポリッシュ仕上げとサテン仕上げを使い分けており、オリジナリティあふれる造形の立体感を際立たせている。

ストラップには、日本の甲冑づくりに由来する製革技術をもとに、手作業による磨きと自然なめし、漆仕上げを施した姫路黒桟革を採用している。凹凸と特有の艶のある仕上がりはカエルを思わせる表情だ。裏地には鮮やかなラビットレザーを用いており、軽量なケースと相まって装着感も良好だ。

自動巻き(セリタ Cal.SW266-1ベース)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。Tiケース(直径40mm、厚さ12.45mm)。50m防水。世界限定178本。121万円(税込み)。

自動巻き(セリタ Cal.SW266-1ベース)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。Tiケース(直径40mm、厚さ12.45mm)。50m防水。世界限定178本。121万円(税込み)。



