スイスのジュネーブを拠点とするシンガー・リイマジンの「ヘリテージコレクション」2モデルが日本に上陸する。ヘリテージコレクションは“Restored(再生)”をテーマにしており、バルジュー製Cal.236をフルチューンナップして搭載する。一方で、“完成された再解釈”を掲げ、モダンなテイストも感じられる仕上がりだ。

シンガー・リイマジン「ヘリテージコレクション」が日本上陸
シンガー・リイマジンがブランドを構成する3つの柱とする「Reimagined(再構築)」「Restored(再生)」「Reborn(再誕)」のうち、Restoredを体現する「ヘリテージコレクション」が日本市場へ導入される。スイスのジュネーブを拠点とするシンガー・リイマジンは、2025年12月にオフィス麦野とのパートナーシップによって、日本で正式に取り扱われることが発表されたばかりだ。ヘリテージコレクションは、ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2024で発表されたコレクションで、シンガー・リイマジンにとって新たな章の幕開けを告げる重要なものとして位置付けられている。
手巻き(Cal.236)。17石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。SSケース(直径38.8mm、厚さ11.75mm)。50m防水。予価407万円(税込み)。
シンガー・リイマジンは、「ポルシェ911」のレストアとカスタマイズで評価の高いシンガー・ヴィークル・デザインを母体としている。シンガー・ヴィークル・デザインは“過去を敬い、修復し、現代にふさわしい最高の形でよみがえらせる”という哲学を持っている。ヘリテージコレクションは、この哲学を反映したバイコンパックスの手巻きクロノグラフモデルである。
搭載されるのは、1974年に誕生して名機と称されるバルジュー製Cal.236をレストアしたものとなる。シンガー・リイマジンは、NOS(未使用、未組立)パーツを使用するだけではなく、完全に分解したうえで、オートオルロジュリー水準で再仕上げを施し、現代基準での精度と信頼性を持つように組み立てを行い、本作に搭載している。
ラインナップは、ブラックラッカー文字盤のRef.SR601と、エンパイアグリーン文字盤のRef.SR602である。Ref.SR601は、艶のあるブラックラッカーをベースに、ゴールドカラーのスケールによって、クラシカルな印象に仕立てられたモデルだ。組み合わされるのは、ブラックのレザーストラップだ。
Ref.SR602は、深いグリーンのラッカー仕上げに鏡面仕上げのアプライドインデックスが配されたモデルで、ゴールドカラーのスケールによって柔らかな印象に仕立てられている。組み合わされるのは彩度を抑えたシックなグリーンのファブリックストラップである。

本作はトランスパレントバック仕様となっており、Cal.236の作動の様子を鑑賞可能となっている。Cal.236は曲線を主体としたブリッジやレバーの造形を持ち、クラシカルなクロノグラフムーブメントの魅力を楽しむことができる。
また、ブリッジや地板はフロステッド仕上げ、面取り部分は手作業で磨かれ、「Restored by Singer」の刻印が施されている。ロジウムメッキが施されたステンレススティール部品は水平ブラッシュ仕上げであり、すべてのネジは手作業で磨かれている。このように、各部の仕上げはオート・オルロジュリー水準の完成度で、見ごたえのあるものとなっている。



