ジェイコブ&コーは、「オペラ ゴッドファーザー」の系譜を継ぐ新作として「ザ ゴッドファーザーⅡ」を披露した。オルゴールのメカニズムで2種類の楽曲を再生できるミュージカルウォッチでありながら、画期的な「ダブルメロディ構造」を導入することで、従来に比べシンプルな佇まいを実現したタイムピースである。映画の公開年にちなんだ、74本のみが販売される。

音と時間が響き合う「ゴッド ファーザー」モデルの新作
ジェイコブ&コーは、1974年公開の映画『ゴッドファーザー PART II』へオマージュを捧げるタイムピースとして、「ザ ゴッド ファーザー Ⅱ」を披露した。伝説的な映画の世界観や音楽を、デザインだけでなく聴覚的な体験でも表現した複雑時計である。

手巻き(Cal.JCAM62)。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KRG製ケース(縦42mm×横44mm、厚さ17mm)。世界限定74本。7744万円(税込み)。
本作で特筆すべきは、2つの旋律を切り替えて再生できる「ダブルメロディ機構」の搭載である。内部にはスチール製コームと、ピンを配したシリンダーが組み込まれており、『ゴッドファーザー ワルツ』『ゴッドファーザー 愛のテーマ』という映画を象徴する2曲を再生することができる。この仕様は、単一のミュージックボックス機構によるもので、プッシャー操作でシームレスに異なる音色への切り替えが可能となっている。

搭載されるのは、新開発の手巻きムーブメントCal.JCAM62である。先述のオルゴール機構に加え、1分間で1回転するフライングトゥールビヨンを備えた、極めて複雑な構造を持つムーブメントである。ダイアルの4時位置と8時位置には、ムーブメントとミュージックボックスのそれぞれに対応したパワーリザーブ表示を備えており、弾丸を模したリュウズでいずれも巻き上げることができる。

ダイアル上では、ツヤのあるブラックラッカー仕上げを施すことで、モチーフとなった映画のダークな世界観が表現された。他にもタイトルロゴをはじめとする、作品の象徴的な要素が彫刻や装飾としてあしらわれており、映画ファン垂涎の表情に仕上がっている。

縦42mm、横44mmのケースは、18Kローズゴールド製だ。アールデコ様式が反映された、大きなカーブを描くフォルムを持ち、サイドにはオルゴールの再生ボタンと曲のセレクターを備えている。また、薔薇のモチーフが彫り込まれたほか、ケースバックにも劇中の銃撃戦を思わせる弾痕が施されるなど、腕時計全体から映画へのリスペクトが感じられる。




