A.ランゲ&ゾーネ「ランゲ1」 25 周年記念アニバーサリーモデル 第4 弾を発表

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2019.04.29

ランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー“25th アニバーサリー”
ランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダーは、一目でランゲ1 と分かるデザインを維持しつつ、永久カレンダーとトゥールビヨンを優美かつさりげなく統合したモデルだ。トゥールビヨン受けには25 日を示すランゲ・アウトサイズデイトをエングレービングし、彫り線はブルーに仕上げられた。A.ランゲ&ゾーネは、ランゲ1誕生25 周年を祝い、ランゲ1 ファミリーの中でも最も複雑なモデルをホワイトゴールドケースに収めブルースチール針を添えて、25 本限定で製作する。
自動巻き。76 石(うち1 石はダイヤモンド受け石)。21,600 振動/時。18KWGケース(直径41.9mm)。パワーリザーブ約50 時間。35,130,000円(税別)。世界限定25 本。

 1994 年10 月に行われた新生A.ランゲ&ゾーネ第一号コレクション発表記者会見では、“オフセンターダイヤル”というランゲ1 の画期的なデザインが注目を集めた。2012年に初披露されたランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダーでも、このダイヤルの配置を維持することが最重要課題だった。永久カレンダーのすべての表示をランゲ1のダイヤルに統合するため、月表示をダイヤル外周を回転するリングで実現するソリューションが考え出された。この回転式月表示リングの下側は、凹凸のあるトレース面になっていて、弾性のあるトレースレバーがその面をなぞり、その凹みの深さに従って、レバーの一端が外側に振れる。その振れが大きいほど、その月の日数が短くなるという仕組みである。カレンダー表示はすべて、瞬転式だ。
 自動巻きのこのモデルではパワーリザーブ表示に代えてレトログラード式曜日表示が組み込まれ、うるう年は6 時位置にある小さな窓に表示される。スモールセコンド用サブダイヤルに設けた小さな開口部には、誤差が122.6 年で1 日という高精度のムーンフェイズ表示が搭載された。そのムーンディスクは、ホワイトゴールドにハンドグレービングを施したものだ。一斉に切り替わる各カレンダー表示を合理的に配置したことにより、ダイヤルのすべての情報を一目で読み取ることができる。

 12 時位置にプリントされた文字だけが、この時計にもう一つの複雑機構があることを伝えている。それは、ムーブメント側からしか見ることのできない、69 個の部品からなる特許技術ストップセコンド機能搭載トゥールビヨンだ。そこでは、精緻な回転キャリッジが1 分間に1 回転することにより、自社で開発した偏心錘付きテンプに与える重力の影響を補正している。ストップセコンド機構は、リューズを引き出せばトゥールビヨンのキャリッジ内にあるテンプをいつでも瞬時に停止させ、時計の時刻を秒単位で正確に合わせることを可能にする。
 自動巻きキャリバーL082.1 を効率よく巻き上げるのは、外側にプラチナ製の分銅が取り付けられた重いセンターローターだ。このローターの内側の、A. Lange & Söhne のロゴが刻印されている部分は21K ゴールド製で、ムーブメントを構成する部品総数は624 個におよぶ。その中でも、トゥールビヨンキャリッジ上側のブラックポリッシュ仕上げやトゥールビヨンを受けるダイヤモンド受け石は、ランゲウォッチならではの品質の証しである。


Contact info: A.ランゲ&ゾーネ  Tel.03-4461-8080