【2020新作時計】セイコー「1975メカニカルダイバーズ 復刻デザイン」

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2020.03.22

セイコーより、1975年に発売された初の飽和潜水仕様のダイバーズウォッチの復刻モデルが発売される。発売日は2020年8月8日である。このモデルは、「エバーブリリアントスチール」をベゼルに用いており、信頼性の高い「Cal.8L35」を搭載している。

セイコー「1975メカニカルダイバーズ 復刻デザイン」

今やダイバーのみならず、多くのファンから親しまれている外胴プロテクターを装備する「SBDX035」。道具然とした佇まいは、まさにプロのためのツールウォッチだ。自動巻き(Cal.8L35)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。TI(直径52.4mm、厚さ 17.2mm)。1000m防水。世界限定1100本。45万円(税別)。

後のダイバーズウォッチに多大な影響を与えた伝説的なモデルを現代スペックで復刻

 セイコーのダイバーズウォッチを代表するデザインとして、「外胴プロテクター」がある。ファンからはツナ缶という愛称で親しまれ、2017年の同社のエイプリルフール企画では、本当にツナ缶になってしまった時計を見てクスッとした方も多いのではないだろうか。

 そんなツナ缶だが、実は誕生のきっかけは一通の手紙だった。1968年、広島県呉市のプロのダイバーよりセイコーに対してリクエストの手紙が届いた。それは「現在市販されているダイバーズウオッチは、300m以深の深海潜水において、高圧ヘリウム混合ガスを呼吸気体として用いる飽和潜水システムには耐えられない」という内容であり、これを機に同社はダイバー達への入念なヒアリングを通じて、1975年に潜水用のツールウォッチと呼ぶに相応しい、ハイスペックなダイバーズウォッチを完成させた。

「SBDX035」の発売予定日は8月8日であるが、同時に発表された「SBEX009」、「SBEX011」との三本がセットになった「トリロジーコレクションボックス」が100セット限定で5月22日に発売される。専用BOXとブラックの強化シリコン製替えストラップが付属し、税抜き200万円である。セイコーブティックとセイコーウオッチサロンにて取り扱われる。

 量産ダイバーズとして世界で初めてケース素材にチタンを採用し、不意の衝撃から時計を守るための外胴プロテクターを装備させ、ジャバラ形状のポリウレタン製ストラップによって水圧の変化に対応させるなど、外装だけでも23もの特許が盛り込まれている。

 今回、そんな同社を代表するアイコニックピースが更に進化を遂げ、「1975メカニカルダイバーズ 復刻デザイン」として発売される。ベゼル素材には、耐食性と審美性に優れる「エバーブリリアントスチール」が採用され、純鉄製のダイヤルをによって、JIS規格における耐磁2種を大きく上回る40,000A/mもの耐磁性を実現させている。特徴的な外胴プロテクターはセラミック製であり、優れた耐傷性を持つ。ムーブメントは、プロスペックスのハイエンドモデルで採用され続けてきた信頼性の高い「8L35」が搭載されている。


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